天国までの百マイル
劇場公開日:2000年11月25日
解説
心臓病の母を名医の元へ送り届ける為、百マイルの旅に出た男と彼を巡る人々の心の交流を描いた人情ドラマ。監督は「父危篤、面会謝絶」の早川喜貴。浅田次郎の自伝的小説を基に、「新 居酒屋ゆうれい」の田中陽造が脚色。主演は「緑の街」の時任三郎。スーパー16ミリからのブローアップ。
2000年製作/101分/日本
配給:日活
劇場公開日:2000年11月25日
ストーリー
バブル崩壊で会社も妻子も失い、多額の借金だけが残った安男。今はホステスのマリの愛に支えられながら、どん底の生活を送っている。そんな彼の元に、母・きぬ江が持病の心臓病が悪化して入院したとの連絡が入った。優しかった母を救いたい一心の安男は、主治医・藤本の紹介で鴨川にいるアメリカ帰りの優秀な執刀医・曽我の元へ、母をバンに乗せて連れて行く決意をする。鴨川までの百マイル。それは、命の保証も何もない道のりだ。マリや別れた妻・英子、借金があるのに金を貸してくれた町金融の社長らの優しさに支えられ、無事きぬ江を病院へ送り届ける安男。果たして、10時間に及んだ手術も成功し、それを機に安男自身もどん底の生活から立ち直るのであった。