探偵物語(1983)

劇場公開日:

解説

殺人事件に巻き込まれた私立探偵と女子大生が、事件を解決し愛を経験するまでを描く。赤川次郎の同名小説の映画化で、脚本は「ニッポン警視庁の恥といわれた二人組 刑事珍道中」の鎌田敏夫、監督は「俺っちのウエディング」の根岸吉太郎、撮影は、「汚れた英雄」の仙元誠三がそれぞれ担当。主題歌は、薬師丸ひろ子(「探偵物語」)。

1983年製作/111分/日本
配給:東映

ストーリー

女子大生の新井直美はあと一週間で父親の待つアメリカに旅立つことになっている。ある日、直美は前から憧れていたサークルの先輩・永井に誘われた。永井は海辺の店でペンダントを二つ買い、一つを直美にプレゼントする。そして、いつしか二人はホテルの一室にいた。そこに突然、直美の伯父と名乗る男が飛び込んできて永井を追い出してしまう。この男・辻山秀一は私立探偵で、直美の父の元秘書・長谷沼から、彼女のボディー・ガードに雇われたのだった。ある日、辻山の別れた妻・幸子が、彼女の愛人で岡崎組のドンの跡取りである和也がホテルのシャワー室で何者かに刺殺されたと辻山のアパートに飛び込んで来た。ホテルは密室状態で犯行のチャンスがあったのは幸子だけと、警察、国崎組の目は幸子へ。そこに直美が訪れ国崎組のが追手迫る中、三人はどうにか脱出し、直美の家へ逃れた。直美は幸子をかくまい辻山と二人で真犯人を見つけようと言い出す。そして、和也の葬儀に出かけた直美は、未亡人の三千代と国崎組の岡野が一緒に出かけるのを見つけた。そこに辻山も現われ後を追った二人は、三千代と岡野のベッドでの会話の録音に成功するが、国崎組に追い回される。ある夜、辻山と幸子がベッドにいるのを見て、ショックをうけた直美は、街をさまよい見知らぬ男の誘いにのる。その男と入ったホテルは和也が殺されたホテルであった。直美は、シャワー室の天井が換気孔になっているのを発見し、そこから逃げ出す。急いで帰宅し、辻山が録音テープを持って国崎組へ向ったのを知った直美も後を追う。辻山は違うテープを持っていったのだ。そして、テープを聞いた剛造は、岡野におとしまえをつけさせ、直美の証言で皆でホテルに向った。そこで、換気孔から隣の部屋へと移動を行った直美は、通路でペンダントを発見した。それは永井が海で買い、以前、直美が辻山と入った和也が経営している店で、バニーガールとして働いていた永井の恋人・正子がしていたものだった。次の日、ペンダントを見せ、問いつめた直美に正子は告白を始めた。正子は永井のために、あの店で売春もしており、そして、妊娠している彼女に無理やり客をとらせる和也を憎み、激情的に殺害したのだった。自首するという正子を永井が送り、事件は解決した。渡米の前日、直美は辻山のアパートを訪れるが、中々お互いの気持が噛み合わない。帰り際、直美は彼に愛を告げると、急いで出て行った。次の日、空港で直美を待ちうけていたのは辻山だった。二人は別れの熱いキスを交わし、直美は発って行った。

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映画レビュー

4.0アイドル映画に終わらせるつもりが1ミリもない気概

2020年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

萌える

いま観るといろんな意味でスゴい、という文脈上においてはかなり上位なこの映画。人気アイドルの主演作として作られたとは思えない描写の数々に爽快感を覚える。にっかつロマンポルノ出身の根岸吉太郎監督に演出させて相手役には松田優作。アイドル映画に終わらせるつもりは1ミリもない気概がいい。世が世ならコンプライアンスで一発アウトなシーンの数々も、当時の社会様相や道徳感がフィルムに刻み込まれていると思うと感慨深い。相米慎二監督「セーラー服と機関銃」も合わせて観たい1本。

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オスカーノユクエ

1.0松田優作はイイ

aaaaaaaaさん
2022年3月31日
PCから投稿

うーん

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aaaaaaaa

4.0薬師丸ひろ子が国民的アイドルの頂点を極めた作品

kazzさん
2022年1月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

WOWOWの放送にて。
この映画は、薬師丸ひろ子主演4本目(角川映画ブランドでは3本目)にあたるが、前作『セーラー服と機関銃』で社会現象とも言える爆発的アイドル人気を示した彼女が、受験のため1年強休業した後の復帰作ということもあって、前作を上回る記録的興行成績を上げた。原田知世の映画デビュー作『時をかける少女』が併映だった。
プロデューサーの角川春樹は、赤川次郎に薬師丸ひろ子主演で映画化する前提で原作小説を書き下ろしさせた。彼女の休業中、『セーラー…』の再編集版(完璧版)を劇場公開するなどしてファンのフラストレーションに対応していて、ついに、大学の合否に関係なく入試終了後にクランクインすると発表するに至った。
また、監督の根岸吉太郎は『遠雷』で高く評価されメジャーデビューが期待されていて、アイドル映画を撮るということが別の視点で注目されてもいた。
個人的には、主題歌を大瀧詠一が手掛けたことにも期待があった。

松田優作の「探偵物語」といえば、'79〜'80に放映された人気テレビドラマだ。なぜ同じタイトルにしたのか、赤川次郎が執筆している段階では松田優作の出演は決まってはいなかったのだろうか。
女子大生直美(薬師丸ひろ子)のボディーガードを依頼された興信所の探偵辻村(松田優作)が、ヤクザの親分の息子が殺された事件に巻き込まれ、直美が辻村と真犯人探しに乗り出すというストーリで、薬師丸ひろ子は探偵役ではない。
直美は豪邸に家政婦と二人で暮らしていて、アメリカにいるらしい父親が何者かは語られず、興信所への依頼主が誰なのかは分からないままだというのが赤川次郎原作らしいところ。

相米慎二が『セーラー…』で風祭ゆきの濡れ場を挿入したように、根岸吉太郎も秋川リサや中村晃子の濡れ場を入れている。
東宝のアイドル映画だったら入らない場面だと思われ、ヤクザが絡む物語ということもあって配給した東映のカラーを感じる。(東映が要望したわけではないだろうが…)
さすがに薬師丸ひろ子自身の濡れ場はないが、根岸吉太郎はラストシーンに松田優作との濃厚なキスシーンを用意し、彼女が見事に対応したことがファンにはショッキングでもあった。
原田知世は『早春物語』で林隆三とのディープキスを前歯を閉じて拒絶していた。もっとも、薬師丸ひろ子はこの撮影時18歳で、原田知世はその撮影時まだ16歳だった。

本作でも薬師丸ひろ子は感性で演じる天才肌の片鱗を見せている。
事件のことを知った直美が辻村のアパートを訪ねる場面、辻村にドアの外で追い払われた直美が帰れずにいてヤクザ達の車を見つける。手持ち無沙汰で手すりから身を乗り出すその仕草と表情。
キャバレーで、憧れている先輩の彼女にイヤミを言われて辻村の酒を一気に飲むシーン。
これらは、ウマいヘタでは評価できない演技の域を越えたものだ。

根岸吉太郎は、全体的にはサスペンスコメディーとして無難な演出をしていて、職人的な技量を示したが、空港でのラストシーンでは、少女体型の薬師丸ひろ子と身長差のある松田優作が柵越しで抱きしめ合う窮屈なラブシーンを数カットの寄りで見せた後、佇む松田優作と手を降って離れていく行く薬師丸ひろ子を引きの映像でワンフレームに収めた芸術的な演出を見せている。

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kazz

4.0ドジな探偵さん

2021年12月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

久しぶりに観たが、松田優作が見事に何も解決していない

当時の薬師丸ひろ子人気と大瀧詠一作曲の主題歌ありきの映画

角川映画自体が文庫本を売るためのブロモーションなので、主題歌にのせた編集カットで充分かと(ラストはいいよね)

今は亡き岸田今日子、荒井注、もちろん松田優作を堪能しよう!!

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うんこたれぞう
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