太陽を盗んだ男

ALLTIME BEST

劇場公開日:1979年10月6日

解説・あらすじ

自ら製造した原子爆弾で政府を脅迫する男の孤独な闘いを鋭い風刺とパワフルな演出で描き、現在もカルト的人気を誇る異色のアクション映画。中学校の冴えない理科教師・城戸は、原子力発電所に侵入してプルトニウムを盗み出し、自宅アパートで苦労の末に原子爆弾の製造に成功。警察に脅迫電話を掛けると、以前バスジャック事件に遭遇した際に知り合った山下警部を交渉相手に指名する。明確な目的も思想も持たない城戸は、テレビの野球中継を試合終了まで放送させるよう要求したり、ラジオ番組を通して次の要求を募集したりと、行き当たりばったりの犯行を続けるが……。沢田研二が主演を務め、菅原文太が山下警部を圧倒的存在感で熱演。「青春の殺人者」の長谷川和彦監督の長編第2作で、「ザ・ヤクザ」のレナード・シュレイダーが原案と共同脚本を手がけた。

1979年製作/147分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1979年10月6日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第3回 日本アカデミー賞(1980年)

受賞

助演男優賞 菅原文太

ノミネート

作品賞  
監督賞 長谷川和彦
主演男優賞 沢田研二
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映画レビュー

5.0 傑作、猫好きは注意。

2025年8月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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md

2.5 昭和の時代の核兵器観

2025年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

バカバカしいほどに無敵な菅原文太と、ヒステリックな沢田研二の若かりし頃の記念碑的な作品。

二人の対決は正直ちょっとおかしくて笑っちゃいました。

結末はブラックで、核兵器について考えさせられます。

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うそつきかもめ

4.0 原爆があんなに簡単に作れたら大変

2025年8月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

知的

癒される

中学校の理科教師・城戸は、自身が生徒とともに人質となったバスジャック事件のあと、原爆を作ろうと思い立った。交番の警官を睡眠ガスで眠らせて拳銃を奪い、東海村の原子力発電所へ侵入しプルトニウムを盗み出し、自宅アパートで原子爆弾の製造に成功した。警察に脅迫電話を掛け、バスジャック事件の際に知り合った山下警部を交渉相手に指名した。明確な目的も思想も持たない城戸は、テレビの野球中継を試合終了まで放送させろ、と要求したり、ラジオ番組を通して次の要求を募集したりと、行き当たりばったりの要求で犯行を続け・・・さてどうなる、という話。

プルトニウムがあんなに簡単に盗まれたら大ごとだなぁ、と思ったり、原爆があんなに簡単に作れたら大変だなぁ、なんていう感想。
一万円札をばら撒くシーン、首都高速でのカーチェイスシーンなど、よく撮れたなぁという映像が有りそこは素晴らしかった。
山下警部が最初はかっこよかったが、むやみやたらに拳銃で発砲し、池上季実子を射殺したのはやりすぎ。転落死してなんかスッキリした。
沢田研二のボヤッとした教師役はなかなか良かった。
若い時の池上季実子は美しかった。

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りあの

4.5 文句なしの傑作

2025年8月13日
PCから投稿

一般人が原爆を作ったらどうなるかとういう映画。
最後の最後まで「どうなっちゃうの?」というドキドキが続き面白かったです。
ありそうで他にないタイプの映画。
明らかに狂っているのは主人公の方で、警察が正義なのですが何故か主人公の方を応援してしまいます。
映画の終わり方も素晴らしく、見終わるとしばらく映画の後を考えてしまいました。

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みる