極道の妻たち 赤い殺意
劇場公開日:1999年3月6日
解説
内部抗争により殺された夫と義父の為に復讐を誓った極道の妻の活躍を描く、リニューアルした人気極道シリーズの通算第11作。監督は「残侠」の関本郁夫。家田荘子の原作を基に、「蓮如物語」の中島貞夫が脚本を執筆。撮影を水巻祐介が担当している。主演は「ショムニ」の高島礼子と「極道の妻たち 決着」のかたせ梨乃。スーパー16ミリからのブローアップ。
1999年製作/106分/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:1999年3月6日
ストーリー
高須組組長の陽造が、報恩祭で何者かに殺された。知らせを受けた息子の俊之は、急遽、父の反対を押し切って結婚した由紀との新婚旅行を切り上げて帰国。極道を嫌ってそれまで堅気に生きてきたが、若頭・田所の説得と、俊之の命の恩人で今は組の為に刑務所に入っている水原のことを思い、それを機に父の跡目を継ぐことを決意する。ところが、その俊之までも由紀の目の前で何者かに暗殺されてしまった。実は、それらは全て組の幹部の根元が高須組の看板と利権を狙って企てた犯行だったのである。海面下で組の幹部仲間を次々に抱き込み、勢力を広げていく根元。だが、内部にその犯人がいることを察知した由紀は、愛する夫の無念を晴らすべく、根元の妻・まり子のクラブにホステスとして入り、独自に内偵を開始。やがて、それが根元たちの仕業であると確信した彼女は、背中に不動妙王の刺青を入れ、彼らへの復讐を心に誓うのだった。そんな矢先、田所が根元に寝返った戸田らによって殺された。由紀は、彼の妻・寿美と共に根元らを撃ち、極道の妻としてのけじめをつける。