第2回欽ちゃんのシネマジャック

劇場公開日:

解説

15分映画の5本立、1本300円、料金は見た本数分だけ自己申告で払うというユニークな上映方式で93年大きな話題を集めた、萩本欽一の製作総指揮による「欽ちゃんのシネマジャック」の第2弾。第1回に続き、萩本欽一監督による「なんかへん?」の第2作、「生きる」に続く山本晋也監督の「食べる」の他、アニメーションなど全6作。おまけとして前回一般公募した新人監督による1分間映画も。

1994年製作/120分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1994年9月23日

ストーリー

「蛍の光」北国のとある寿司屋「松寿司」の主人・一平と二回りの若い新妻・杏子。常連の喫茶店のマスターが帰った後もカウンターにはまだ一人、男が居座っている。男は定年を迎えたある学校の校長で、主人の昔の担任だった。 「やさしい嵐」留置場に放り込まれた若者に安達は自分が初めて留置場に入れられた頃のことを話す。昭和30年代のとある田舎町で、若い安達はタバコ屋の娘・洋子に一目惚れしてしまうが、ようやく海に誘うことが出来た頃、彼女は町を出ることになっていた。 「なんかへん? PART2」ジャンケンで負けたからと、孫の替わりに学校へ行こうとする祖父、夕食中に停電となり、暗闇の中、好物のエビチリソースをなかなか食べられない父親、水槽の中の熱帯魚を整列させようと、やっきになっている母親など、ちょっとオカシな一家が巻き起こす騒動を描く。 「1分映画『新人監督 丹野マサシ』」飛行機のシートベルトがうまく締められない男を描く「ミニサスペンス・あと10分」や、ラーメンをめぐる人々を描く「新・家族の肖像」など全9話からなるオムニバス・ショート・コメディ。 「食べる」宝石店社長・林田隆一郎は検査まで食べ物を口にしたら命の保証はないと医師から脅かされていた。息子の啓太郎たちは彼の遺産目当て。そんな事情も知らず店員の春子は新米を使って隆一郎のために弁当を作り、隆一郎は覚悟して食べる。ところがいざ検査を受けてみると、隆一郎はすっかり直っていた。お目当ての宝石は春子に返した弁当箱の中に。 「さだおばさん」旦那さんの遺志を継ぎ行商をするさだおばさんは、村のみんなに愛されていた。おばさんは村長の勧めで、森林鉄道の駅長になって駅の脇に念願の店を持つ。だが冬のある日、雪崩に巻き込まれて亡くなってしまった。今ではもう鉄道も廃止されたが、春になると満開の桜がさだおばさんのお墓の上に、花びらを散らせてくれるのだった。 「邦ちゃんの一家ランラン」東京・下町。直子の母・正子の妹・義子にお見合いの話が持ち上がった。やって来た相手の戸山のキャッチボール相手として、運動音痴の兄の政弘に代わって直子は大活躍。めでたく2人は結婚し義子は妊娠するが、母の正子も妊娠し直子に弟が出来た。

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