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劇場公開日:

解説

 「アパートの鍵貸します」の2大スターを再び主演に迎え、パリを舞台に警官と娼婦のラブロマンスが展開する。パリの娼婦街をパトロールする新人警官のネスター。しかし、ガサ入れを行った場所でお楽しみ中の上官と鉢合わせし、即クビになってしまう。そんなとき、売れっ子娼婦イルマに出会い、彼女を独り占めしたいがために偽装殺人まで企てる。後にワイルダーは失敗作と語っているが、アメリカ国内では大ヒットを記録した。

1963年製作/146分/アメリカ
原題または英題:Irma la Douce
劇場公開日:1963年11月2日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第21回 ゴールデングローブ賞(1964年)

受賞

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) シャーリー・マクレーン

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジャック・レモン
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映画レビュー

3.0先生にしてはつまらない

2024年5月20日
PCから投稿

アパートのキャスト、スタッフが再結集ですが、及ぶまでもない。
後半に話が動いてそれなりのテンポに修正されるものの前半が冗長で、百発百中の先生にしてはとにかく退屈。倍速再生を何とか辛抱しました。
2時間20分も長すぎ。

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越後屋

5.0これは余談だが、 三谷幸喜が、本作を「一番好きな映画だ」とB.ワイ...

2024年1月31日
PCから投稿

これは余談だが、
三谷幸喜が、本作を「一番好きな映画だ」とB.ワイルダーに伝えたところ、「他にもっと出来の良い作品を撮ってるよ」と返されたそう。
・・・なんかわかる気がするよ、どっちの気持ちも(^^)。

【この世の物とは思えないw多好感】
愛する娼婦イルマを独占したいためにヒモ男ネスターの考えた作戦に、一度完全に冷める。
どー考えたって絶対バレるわ、あんなの。
このシークェンスが長くてダレるし。

ところが、ところが。。。。。

「そんな馬鹿な(冷笑)」
・・・・・から、クライマックスを経て
「そーんなバカなぁー(大笑)」
にスピードメーターが降り切れる
この反転&急加速がめっちゃ気持ち良い映画なんだよな。
長尺で中弛みするし実質☆3つくらいの完成度なんだけど、多好感おさまらずつい☆80個くらい貢ぎたくなってしまう。

鉄柵を押し広げるところから始まる、荒唐無稽などんでん返しのオンパレード。
やばッ、思い出し笑いが(汗)。
ワイルダー監督にしてみれば、苦肉の策でドタバタ劇に "逃げた" のかもしれないけれど、どうにもならない現実を超ド級ミラクルでHappyに塗り替えたい三谷監督にしてみれば、どストライクな作品でしょう。
この歓びを模倣したい、自分も作りたい、みんなにも同じ体験をして欲しい、という衝動には(往々にして失敗するものなんだけど)とってもシンパシーを感じる。

嘘のような出来事が、目の前でときどき起こったらステキだ。
見終えた後、そんな気分で日常に戻れる映画。私もこの映画大好き♪

シャーリーマクレーンかわいい~他の作品も観た~いと思って、うかつに「噂の二人」観てしまって立ち直れなくなったのは私ですが、
・・・それはまた別の話(^^;)

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雨丘もびり

4.5【”善なる元警官が愛してしまった娼婦の為に、身を削って行った事”ビリー・ワイルダー監督の脚本が冴えわたりそれに応えるジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿が素晴しきラヴ・コメディ。】

2024年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

■新米警官の真面目なネスター・バトゥ(ジャック・レモン)は、上司が娼婦とお楽しみのところにガサ入れをし、馘首されてしまう。
 そして、ひょんなことから界隈の稼ぎ頭、ヒポリートと喧嘩になり彼をノックアウトし、イルマ(シャーリー・マクレーン)と同居する事に。
 彼はイルマがほかの男とホテルに入ることが気に入らず、何とかしたいと悩んでいたが、階下のビストロのマスターに入れ知恵をされ、それを実行していくのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・ビリー・ワイルダー監督とジャック・レモンとシャーリー・マクレーンが”アパートの鍵貸します”に引き続いて製作された本作。実に粋で面白いのであるなあ。

・ジャック・レモン演じる新米警官の真面目なネスター・バトゥが、町の仕来りを知らずに警察の偉いさんが娼婦と遊んでいる所を検挙するするシーンから、彼がイリマに恋して、けれど彼女が他の男性に娼婦として働くのが嫌で、ビストロのマスターから提案された事。
ー ビストロの中の冷蔵庫に入ったネスターが、店の前の通気口からイギリス貴族”X卿”の姿になって、ニューんと出て来る姿。可笑しいなあ。-

■それは、週2回、ネスターがイルマの元を訪れ、カードゲームをして300フラン払って帰る粋なイギリス貴族”X卿”になる事。
 けれど、その為にネスタ―は、イルマが寝た後に、夜な夜なパリの市場で働き続け、夜が明ける頃、イルマの部屋に戻る毎日を送る。
ー その過程を、可笑しみ溢れたシーンで描いているのである。-

・頑張っているのに、その姿をイルマに見られた彼は、浮気を疑われ、更にこのままではまずい!とX卿の衣服を川に捨てる姿をヒポリートに目撃され、警察に捕まってしまう。
ー だが、ネスタ―の脱獄を手伝うビストロのマスターの姿も面白く・・。-

<そして、2人の結婚式。産気づいたイルマは無事に女の子を出産し、良かった良かった、と思ったら、教会の片隅に座っていた老人(姿はイギリス貴族”X卿”である。)
 それを観たビストロのマスターの言葉も粋な作品。
 ビリー・ワイルダー監督ってホント名監督だなあ・・。
 オイラの様な青二才に言われたくはないわ!と言われそうだが・・。>

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NOBU

3.5流石の破壊力

2023年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 圧巻です。ビリー・ワイルダー、ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン。この3人の醸し出す完成度の高いコメディー。何度観ても楽しめます。
 娼婦っていう陰のある役柄を逆手にとってあっけらかんと描き出すこの演出。時代の背景もあるんかな、こんな映画が当時大ヒットしたのも。今では難しいかもです。
 シャーリー・マクレーンが演じたように娼婦物のコメディーって、人気者女優を大女優に躍進させるターニングポイントになりうるのかな。「ティファニーで朝食を」のヘプバーンとか「プリティーウーマン」のジュリア・ロバーツとかもよかったです。

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おまつ