劇場公開日 1963年11月2日

「【”善なる元警官が愛してしまった娼婦の為に、身を削って行った事”ビリー・ワイルダー監督の脚本が冴えわたりそれに応えるジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿が素晴しきラヴ・コメディ。】」あなただけ今晩は NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”善なる元警官が愛してしまった娼婦の為に、身を削って行った事”ビリー・ワイルダー監督の脚本が冴えわたりそれに応えるジャック・レモン&シャーリー・マクレーンの姿が素晴しきラヴ・コメディ。】

2024年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

■新米警官の真面目なネスター・バトゥ(ジャック・レモン)は、上司が娼婦とお楽しみのところにガサ入れをし、馘首されてしまう。
 そして、ひょんなことから界隈の稼ぎ頭、ヒポリートと喧嘩になり彼をノックアウトし、イルマ(シャーリー・マクレーン)と同居する事に。
 彼はイルマがほかの男とホテルに入ることが気に入らず、何とかしたいと悩んでいたが、階下のビストロのマスターに入れ知恵をされ、それを実行していくのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・ビリー・ワイルダー監督とジャック・レモンとシャーリー・マクレーンが”アパートの鍵貸します”に引き続いて製作された本作。実に粋で面白いのであるなあ。

・ジャック・レモン演じる新米警官の真面目なネスター・バトゥが、町の仕来りを知らずに警察の偉いさんが娼婦と遊んでいる所を検挙するするシーンから、彼がイリマに恋して、けれど彼女が他の男性に娼婦として働くのが嫌で、ビストロのマスターから提案された事。
ー ビストロの中の冷蔵庫に入ったネスターが、店の前の通気口からイギリス貴族”X卿”の姿になって、ニューんと出て来る姿。可笑しいなあ。-

■それは、週2回、ネスターがイルマの元を訪れ、カードゲームをして300フラン払って帰る粋なイギリス貴族”X卿”になる事。
 けれど、その為にネスタ―は、イルマが寝た後に、夜な夜なパリの市場で働き続け、夜が明ける頃、イルマの部屋に戻る毎日を送る。
ー その過程を、可笑しみ溢れたシーンで描いているのである。-

・頑張っているのに、その姿をイルマに見られた彼は、浮気を疑われ、更にこのままではまずい!とX卿の衣服を川に捨てる姿をヒポリートに目撃され、警察に捕まってしまう。
ー だが、ネスタ―の脱獄を手伝うビストロのマスターの姿も面白く・・。-

<そして、2人の結婚式。産気づいたイルマは無事に女の子を出産し、良かった良かった、と思ったら、教会の片隅に座っていた老人(姿はイギリス貴族”X卿”である。)
 それを観たビストロのマスターの言葉も粋な作品。
 ビリー・ワイルダー監督ってホント名監督だなあ・・。
 オイラの様な青二才に言われたくはないわ!と言われそうだが・・。>

NOBU