網走番外地 悪への挑戦
劇場公開日:1967年8月12日
解説
伊藤一の原案より「網走番外地 決闘零下30度」の石井輝男が、脚本・監督を担当した“網走番外地”シリーズ第九作目。撮影は「決着(おとしまえ)」の稲田喜一。
1967年製作/90分/日本
配給:東映
劇場公開日:1967年8月12日
ストーリー
橘真一は流れ者の気軽さから、誘われるまま鬼寅のいる九州に来たが、博多港に着いた時、猟銃を手に警官隊を手こずらせているイキがった少年たちを取り押さえた。そのため、不良少年たちの憧れのまとになって橘は苦り切ったが、鬼寅が病気で倒れた友人に代って不良少年保護施設で働いていることが分ると、その仕事を手伝うことになった。ある日かつて暴力団門馬組の手先だった武が施設を脱け出し、故郷の若松に向った。後を追った橘は、武の家で母に重労働を押しつけ昼間から酒を浴びる義父に怒りをたたきつける武を見て、かつての自分を思い出すのだった。同じ生いたちから共感しあった橘と武は義兄弟の契りを結び、堅気になってしっかり生きていこうと約束した。鬼寅の世話で、武は人形工場に就職した。しかし、ライバルの港組組長を亡き者にしようとする門馬組は、武にその殺しをやらせようと、誘い出したのだ。武はそれを拒み、悽惨なリンチを受けた。その頃、施設の不良少年一郎は、門馬組の川上と計って、施設に働く春子を犯した。春子は絶望して阿蘇山に向い、火口に身を投げようとしたが駆けつけた橘に救われた。やがて始った博多祇園祭の夜、門馬組の客人衆木は、組の汚ないヤリ口に怒って武を助けようとしたが門馬に射殺され、また一郎が港組組長を襲って逆にとり押さえられた。事のすべてを知った橘は、急いで門馬組に駆けつけ瀕死の武を発見した。堅気となる約束を守った武は橘の腕に抱かれて死んでいった。怒った橘は、白鞘の長脇差を抜くと、山笠祭りのまっただ中で門馬を斬った。このニュースが施設に伝わると、少年たちは橘を英雄のように賞めたたえた。心を曇らせた鬼寅は、自首した橘に醜態を演じてくれと頼んだ。橘は手錠をかけられると、「助けてくれ、つかまるのは厭だ!」と喚きながら、警察に連行されていった。そんな彼の姿に、少年たちは失望の声をもらすのだった。
スタッフ・キャスト
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橘真一高倉健
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鬼寅嵐寛寿郎
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大槻田中邦衛
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ダンプ穂高正伸
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マシマロ小林稔侍
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エントツ小池修一
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指揮者波島進
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島田保護司山田甲一
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おかみさん鈴木暁子
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新坊市川好朗
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ペコ美波節子
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門馬剛造田崎潤
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川上曽根晴美
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太多潮健児
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中根佐藤京一
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関川水城一狼
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上田沢田浩二
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沢井謙田賢
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衆木川津祐介
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弓子国景子
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朱実砂塚秀夫
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深町よし三原葉子
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よしの夫小松方正
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次郎黒川俊也
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武谷隼人
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ゴーゴーの八浜こうじ
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ビートの鉄上田俊
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ミイラ伊達宗弘
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コウシャク松本明広
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ヒデ伊藤純夫
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ミノル湯通堂誠
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シゲル菊地致郎
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春子真理明美
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子分角野由明
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ゴリラ前田吟
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一郎石橋蓮司
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政山本兼次
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栄次根岸一正
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ヨシ山田嘉則
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モンキー菅野直行
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ブーデー白井武雄
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ケムシ斎藤義明
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阿蘇寺の坊主由利徹
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港組組長加賀邦男