あさってDANCE(1991)
劇場公開日:1991年6月22日
解説
ひょんなことから莫大な遺産を相続することになった演劇青年と彼の前に突如現れた男心を惑わす謎の女との恋愛模様をコミカルに描く青春映画。山本直樹原作の同名コミックの映画化で、脚本は「愛の五億円ぶるーす」(OVM)の香川まさひとが執筆。監督は「1990牡丹燈篭」の磯村一路。撮影は「フィガロ・ストーリー」(第2話/月の人)の長田勇市がそれぞれ担当。
1991年製作/91分/日本
配給:大映
劇場公開日:1991年6月22日
ストーリー
演劇活動に明け暮れる20歳の貧乏学生スエキチは古い農家を借りて一人暮らしをしていた。ある朝、二日酔いで目覚めたスエキチは、見知らぬ女のコが部屋にいるのに驚くが、女のコはいつしか姿を消してしまう。その夜、弁護士の立見がスエキチのひいじいちゃんである大吉の遺産4億5千万円が彼のもとに転がり込むというビッグニュースをもって現れる。だが、その日から例の女のコ・綾はスエキチにつきまとって離れず、その上、大胆な言動でスエキチを振り回す。そんなある日、ケガをした役者の代わりに裏方のスエキチが舞台に出ることになり、さらにその日から劇団に深雪という美少女がスエキチの前に現れる。綾と深雪との間で揺れ動くスエキチ。ところがそんな彼の前に今度は綾の亭主と名乗る棟方が現れ、綾の過去が次第に明らかになっていくのだった。しかし、そんな一途な綾に次第に引かれていくスエキチは、棟方と殴り合ってしまい、その時初めて自分が綾を愛していることに気づくのだった。一方、実は立見の差しがねでスエキチに近寄っていた深雪もそんな彼の姿を目にしてスエキチのもとから去っていく。また、スエキチの遺産を守るためにそのような手段を選んだ立見も後にその遺産の話が大吉の冗談であったことを知ってしまう。数日後、なぜかスエキチの家で劇団の公演は行われることになり、その幕は盛大に開くのだった。