続 悪名

劇場公開日:

解説

悪名の続篇。スタッフは前回と同じ。

1961年製作/93分/日本
配給:大映
劇場公開日:1961年12月17日

ストーリー

満州事変の頃、やくざの世界から何くわぬ顔で故郷の河内に帰った朝吉は、女房お絹と百姓仕事を始めたが、ある日、弟分モートルの貞の時ならぬ訪問で忽ち化けの皮がはげ、これ幸いと大阪へ逆戻り。今は見るかげもない吉岡親分を見舞った朝吉と貞は、そこの居候で貞の弟分河太郎を預かった。河太郎と女房チェリーが難波新地の親分沖縄の源八に欺されたいきさつを聞くと、朝吉は単身源八の家へ乗り込み、スゴ味をきかして勘定をとり立てた。彼はまた、吉岡を窮地に陥しいれた松島の長五郎の非道に憤激、貞となぐり込みをかけて長五郎を半殺しの目にあわせた。これを機会に足を洗うつもりの朝吉だが、彼の度胸に惚れ込んだ松島一家の元締から、長五郎の縄張りと子分衆を押しつけられようとは!その夜酔って帰った貞は自分の子を宿したお照と間違えて、チェリーを抱いたため大騒動。一方、朝吉はやくざの親分になったことや昔の女琴糸の写真のことやらで、お絹にとっちめられた。売り出しの朝吉に喧嘩状を突きつけたのが、沖縄の源八だ。その結果は意外にも、源八の縄張りと子分まで、朝吉が引き受ける羽目になった。そんな朝吉の許へお絹が琴糸をつれて現れた。琴糸は東京で男に捨てられ、因島のイト親分の家へ帰りたがっている。朝吉と貞は琴糸を因島へ送ってやった。大阪へ帰った朝吉は、チェリーの足ぬきのことから新興やくざ新世界のカポネ一家と対立したが、松島の元締は、利用価値のうすれた朝吉に見切りをつけ、助ッ人を断った。朝吉が自分の一家だけで闘おうと、悲壮な決意を固めた折も折、召集令状が届いた。出発の前夜、朝吉は貞にやくざの世界の醜さを説き、子分たちにも正業につかせるよう訓した。やがて父になる貞を犬死させたくないからだが、数日後、貞はチンピラに刺されて死んだ。戦争とは国と国の縄張り争いみたいなものである。朝吉は「こうゴツイ出入りではムシケラ同然や」と自嘲しながら、果てしない暗黒のぬかるみ道を行軍するのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5転がり込んだサクセスの果てに…

2021年2月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

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しゅうへい

4.0二話で完結のはずが・・・

2016年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

お絹(中村玉緒)と所帯を持ち、やくざ稼業から足を洗おうとした朝吉(勝新太郎)だったが、子分が増えるばかり。
朝吉のシマの松島に新世界の連中が入り込んでくる。
モートルの貞(田宮二郎)と出入りの用意をしていたが、朝吉のもとに赤紙が来る。
頼ってくる人をみんな受け入れるとこうなってしまう。

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いやよセブン

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