パンズ・ラビリンス

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劇場公開日:

解説

メキシコ人の鬼才ギレルモ・デル・トロ監督によるダーク・ファンタジー。1944年、フランコ独裁政権下のスペイン。冷酷で残忍な義父から逃れたいと願う少女オフェリアは、昆虫に姿を変えた妖精に導かれ、謎めいた迷宮へと足を踏み入れる。すると迷宮の守護神パンが現われ、オフェリアこそが魔法の王国のプリンセスに違いないと告げる。彼女は王国に帰るための3つの試練を受けることになり……。

2006年製作/119分/PG12/スペイン・メキシコ合作
原題または英題:El laberinto del fauno
配給:CKエンタテインメント
劇場公開日:2007年10月6日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第79回 アカデミー賞(2007年)

受賞

撮影賞 ギレルモ・ナバロ
美術賞  
メイクアップ賞  

ノミネート

脚本賞 ギレルモ・デル・トロ
外国語映画賞  
作曲賞 ハビエル・ナバレテ

第64回 ゴールデングローブ賞(2007年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  

第59回 カンヌ国際映画祭(2006年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ギレルモ・デル・トロ
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映画評論

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(C) 2006 ESTUDIOS PICASSO, TEQUILA GANG Y ESPERANTO FILMOJ

映画レビュー

2.5オープニングからして不穏

2023年5月29日
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ホビット

4.5強烈な反戦・反権力映画

2024年8月15日
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鑑賞方法:映画館
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peke

4.5監督が意図したハッピーエンドファンタジーを、悲しい不条理劇と解釈する私たちの精神性

2024年1月31日
PCから投稿

デル=トロ監督は、辛すぎる現実から離れて空想世界に生きると決めた人間の心理を「逃避ではない」「幸せな人生だ」と言い切る。
(DU_BOOKS「ギレルモ・デル・トロのパンズ・ラビリンス」)

しかし私たち日本人は、祭りやお盆や七夕など、リアルとワンダーがほどよくブレンドされた世界を生きているので、どちらかに振り切られると居心地悪く感じてしまう。
ごはんや食器には作った人の気持ちが込められているし、悪いことをした人にはいつか天罰が下ると期待して生きる私たちにとって、フィクションは今生を輝かせるためのものであり、決して現実を捨てて旅立つ亡命先では無いからだ。
この乖離は、ちょっと私たちには埋めがたい。

オフィーリアが3つの試練を乗り越えて獲得した幸福は、枯れた木に一輪の花を咲かせ、やがて荒廃した世界を美しく彩る礎(いしづえ)となることを暗示する。
しかし、監督の思惑に反して、私たちがこの映画を鬱エンディングとして捉えてしまうのは、虚実入り混じった "この世界の片隅で" 生きる幸せを、オフィーリアに体感して欲しかったからであり、「空想の中でしか幸せを得られなかった」彼女に憐憫と寂寥の情を抱くからだ。

デル=トロ監督は、とてつもなく優しい人だ。
苦しい現実に晒された人々の受け入れ先として、自身のフィクション世界を念入りに構築し、もはや人が暮らせるレベルで具現化させようとする。
その愛情には、頭が下がる。
誠実で、自分や映画製作サイドの人々に厳しく、どこかでつらい思いをしている観客たちへの博愛を忘れない、あったかい包容力の持ち主だと思う。

だからこそ、彼の差し伸べた救いの手を握り返せないことが申し訳ない。
『パシフィックリム』でブレイン・ハンドシェイクするしかないよね。

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雨丘もびり

3.5思ってた数倍エグかった

2024年1月7日
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ちょっとだけダークでかわいいファンタジー映画かな🎶と思って見たら、ちょっとだけファンタジーでグロいダークな映画だった

辛い現実からおとぎ話に逃げるのは幸せなのか……とか、自分にも身に覚えのあることなので色々考えさせられた。
あちこちに暗喩が散りばめられている。もう一度見たいような見たくないような、、

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みぞれ