レインマン

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

高級外車ディーラーのチャーリーは、絶縁状態にあった父の訃報を聞き、遺産目当てに帰省する。ところが、遺産の300万ドルは全て匿名の人物に相続されることとなっていた。その人物が、今まで存在すら知らなかった自閉症の兄レイモンドであると知った彼は、兄を病院から連れ出してロスへと向かうが……。アカデミー賞主要4部門(作品・監督・脚本・主演男優賞)他、多数の映画賞に輝いた、バリー・レビンソン監督による感動作。

1988年製作/134分/G/アメリカ
原題または英題:Rain Man
劇場公開日:1989年2月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第13回 日本アカデミー賞(1990年)

ノミネート

外国作品賞  

第46回 ゴールデングローブ賞(1989年)

受賞

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ダスティン・ホフマン

ノミネート

最優秀監督賞 バリー・レビンソン
最優秀脚本賞 ロナルド・バス
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.5名シーンしかない貫禄の傑作

2022年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 とは言い過ぎでしょうか。名作フィルターがかかった目で見直してしまったため、そんな評価をしてしまう。  自閉症、ということですが、そんな彼を受け入れられるかどうか、そんなテーマの映画ですが――というそれ以前に、この映画を観るに当たって、トム・クルーズの演ずる強引なハッタリセールスマン振りを受け入れ、観ていられるかどうかにかかってくるかな。 如何に名作とは云え、観る人にとって趣向が合わなければ何も成らない。まず、彼の悪ガキっぷりに嫌だと感じてしまったら、名作も台無しでしょう。映画の前半、そのリトマス試験をパスしたら大丈夫。  ダスティン・ホフマンの名演技も見所ですが、強気・強引な弟チャーリィの気持ちがほぐれ、心が通じ合っていくその過程を楽しむことが出来るなら、これは素晴らしい傑作だと思います。  いやまあ、やっぱり格好いいですね、トム・クルーズ。今も、昔も。

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猿田猿太郎

3.5Heartwarming Road Movie

2023年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

Tom Cruise plays Charlie, a luxury car salesman who discovers he has a brother with FG syndrome. He busts him out of psychiatric care to use his mathematical skills to win big in Vegas. Despite the hardship, the familial bonding and the brother’s relationship with Charlie’s girlfriend makes the film a pleasant watch with laughs. The film and music is cheesy 80’s synth and sunlight at its finest.

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Dan Knighton

5.0ずっと心に残っている映画

2024年9月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

1989年に映画館で観て以来。 ずっと心に残っている作品。 (ハンス・ジマーは、アメリカ映画、そしてハリウッドのデビュー作なんだと知った。インタビューで「この映画で食っていけるようになった」と言っていた)。 ダスティン・ホフマンの演技はもちろん、トム・クルーズも目が離せない。 そう、今日、観て、お父さんの気持ちにも想いを馳せてしまった。登場人物みんなの「気持ち、思い」を感じる。 「この映画を制作して嬉しかったのは、自閉症をもつ沢山の母親や父親から「映画を観てから兄弟が仲良くなった。ありがとう」と言われたことだ」って、プロデューサーが言っていた。 ずっと色褪せない。 宝物のひとつ。

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night runner

4.5観て良かったな〜。

2024年7月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

観よう観ようと思って後回しにすること、サブスクになってから増えたよな〜。「いつでも観れる」ということが「いつでも観ない」を引き起こしてるわ〜。最近はその撃退法として、「悩む前に再生ボタン押す」というのをやってる。意外と、再生ボタン押しちゃえば見ちゃうのだ。クリック一つなのに、見るまでが大変ってなんだ? というわけでレインマンも名作と知りながら見れずにいた作品の一つ。 観て良かったとしか言いようがない。観た方が良かった。 でもおそらく早い遅いはなく、いつ観ても何かしら心動かされる作品であろう。 ダスティン・ホフマン出演作品は見てる方だと思ってたけど、結構コメディーものが多くて、「ダスティンホフマン=おもしろい・コメディーうま!」という印象だった。だけど今作を観て、また別の角度で「上手いなあ...」と感嘆した。 自閉症の役を見事に演じきってるわけだけど、特に印象的だったのは 弟チャーリー(トムクルーズ)にリュックを介して引っ張られながらリズムを崩しながら歩く姿、そして後半では弟の後ろにぴったりとくっついて早歩きする姿。私は彼のその歩き方が印象的で仕方なかった。 なんと言うんだろう、無理やり歩くんだけど、そういう障害のある人特有の「不安がありつつ着いて行く」という歩き方。多少引っ張られながら。多少強引に。あの感じが、すっごく表現されてて、この感情をどう言葉にしていいかわからないけど、可哀想であり、愛おしさもあり、胸が苦しくなる。 本当に終始ふしぎと、レイモンドに愛情を感じる自分がいた。そういう人物をつくる脚本と、彼の役作りの力なんだろうなと感じた。 それに対してトムクルーズ演じる弟チャーリーの前半の憎たらしさよ、笑 映画の半分くらいまで、チャーリーはすぐ怒鳴る、強引な人物、シンプルに"嫌なやつ"として描かれていた。し、実際自分も見てて「やめたれよ」とかレイモンドに対する言動にイライラしたりした。 でも、最初はレイモンドの要求に無理やり仕方なく応えていたチャーリーが、ちょっとずつ彼を思ってやるようになってるところ。そんな二人を見てて、すごく癒されるなにかがあった。そうはいってもチャーリーも彼に対して細やかに丁寧にできるわけじゃなく、ガサツな対応をしてしまうけどそれでも、彼に対する心持ちがどんどん変わっていく姿が、よかった。 レイモンドは、本当にレイモンドにしか見えないんだけど、 「中身はあのダスティンホフマンなんだよな?」と思うと不思議でならなかった。 観て良かったなあ。 90年前後、2000年あたりの映画が今はすごく癒されるのかもしれない。

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cris