白鯨

劇場公開日:

解説

風来坊の青年が捕鯨船の乗組員となる。その船長エイハブは顔に深い傷を負い、鯨の骨で作った義足をつけていた。モビー・ディックと呼ばれる白鯨に片足を食いちぎられたエイハブは復讐に燃える。捕鯨船は大荒れの海を乗り越え、やがて白鯨と遭遇。ついに対決の時が来た! 鯨との壮絶な対決は大迫力。グレゴリー・ペックの鬼気迫る熱演も見もの。

1956年製作/116分/イギリス
原題または英題:Moby Dick
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1956年10月12日

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映画レビュー

抹香鯨

2024年6月30日
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ヤマサミ

4.5クイークェグ珈琲の方が良いのでは?少しは『にぎやか』になる

2024年3月14日
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When I am 75♥️

5.0船長室でブツブツ呪いの言葉を垂れるG.ペックが凄まじく、思い切って...

2024年1月31日
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船長室でブツブツ呪いの言葉を垂れるG.ペックが凄まじく、思い切ってDVDを買ってしまった。 3分近く瞬きせず、濁った白目とおぞましい黒目で宙を睨む怪演。 彼がなんでこの映画を気に入っていないのかわからない(+_+)。 【正しさへの執着が人を壊す】 負けた。 私は正しいのに、あいつが間違っているのに・・・押し切られた。 悔しい。 そんな不安定な精神でぐるぐる考え抜いた末、相手を血祭りにあげて己の平穏を取り戻そうとしたエイハブ船長の憎悪が痛々しい。 もともと敬虔なキリスト教徒で、船員にもやさしく接していたエイハブ。 彼の穏やかな人格は、実は「人間こそ最も優れた存在」という価値観の上に組み上げられたものだったが、狩るはずの下等動物=鯨に、逆に狩られるという敗北体験を経て、滅茶滅茶に崩壊してしまう。 それでも自分の価値基準に固執し、修復して身を立て直そうとした結果、我武者羅にたった一匹の鯨を追い求める狂人に変貌してしまった。 クライマックスで、白鯨へのありったけの憎悪を絶叫しながら、何度も何度も何度も何度も銛を突き立てるエイハブの、みじめで哀れな様。 自分の正常を取り戻そうとして狂った人間の、悲しい嗚咽が聞こえる。 そして、そんなエイハブを馬鹿にしたり危険視したりしていた船員たちが、次第に彼に巻き取られていく経緯にも寒気がする。 ストレートな復讐劇でありながら作り物感ゼロ。 俳優たちの真に迫る演技が光る傑作。

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雨丘もびり

3.0程良く自然に接しないと多大な犠牲が、との寓話にも…

2023年6月22日
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少し前に観た「老人と海」が この作品の元ネタとの記事を目にしたので 「老人…」を意識しながら鑑賞した。 原作はヘミングウェイの「老人…」の 丁度100年前に書かれたもののようだ。 最後まで敵対するしないの決定的な差異や、 「白鯨」では人間が、「老人と海」では動物が 命を落とすという違いはあるが、 共に自然への畏敬と、 人間と動物の心の交流が描かれているとの 点は共通しているように感じた。 今となっては 物足りない特撮レベルではあるが、 当時としては迫力あるスペクタルシーン だったと思えるし、 話そのものも単純ではあるが、 緊迫感あふれる展開には 作品の世界に惹き付けられるものがあった。 それにしても、 一人だけが生き残るエンディング、 白鯨は脅威の存在ではあるが、 大自然の象徴でもあると考えると、 程良く自然と接していかないと 人類に大変な犠牲をもたらすとの寓話にも 感じる物語でもあった。

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