千と千尋の神隠し

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劇場公開日:

千と千尋の神隠し

解説

「もののけ姫」が記録的なヒット作となった宮崎駿監督が、同作以来4年ぶりに手がけた長編アニメーション。不思議な町に迷い込んでしまった少女・千尋が、元の世界に戻るために懸命に働きながら成長していく姿を描く。

何事にも無気力な10歳の千尋は、両親と地方都市に引っ越す途中、異世界に迷い込む。誰もいない店で勝手に料理を食べた両親は豚の姿に変えられてしまい、ひとりぼっちになった千尋は、町を支配する魔女=湯婆婆に名前を奪われ「千」と呼ばれるようになる。湯婆婆の経営する、神々のための湯屋「油屋」で働くことになった千尋は、謎めいた少年ハクや先輩のリンらに助けられながら、さまざまな困難を乗り越えていく。

作画監督の安藤雅司、美術監督の武重洋二、音楽の久石譲などスタッフには宮崎アニメの常連が結集。第52回ベルリン国際映画祭ではアニメーション作品として初の金熊賞を受賞し、第75回アカデミー賞でも長編アニメーション賞を受賞。国内でも第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞(今敏監督の「千年女優」と同時受賞)、第6回アニメーション神戸作品賞など映画賞を多数受賞した。国内興行収入は304億円となり、当時の歴代1位を記録する空前の大ヒット作品に。その後、2020年6月26日から8月まで全国で再上映され、最終興行収入は316.8億円となった。

2001年製作/125分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2001年7月20日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第75回 アカデミー賞(2003年)

受賞

長編アニメーション賞  
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映画レビュー

5.0千尋の成長物語

2024年12月17日
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ぽん

4.0独特な世界観

2024年10月3日
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両親と共に新しい家へ引っ越す途中の10歳の少女、千尋。しかし、彼女はこれから始まる新生活に対する不安を強く抱いていた。道中、千尋たちの車はいつの間にか奇妙な町に迷い込み、その異様な雰囲気に魅了された両親は、さらに奥深くへと足を進めていく。しかし、彼らは町のルールを破ってしまい、豚に変えられてしまうのだった。千尋は両親を救い出すため、不思議な町で奮闘することになる。宮崎駿監督が、前作「もののけ姫」とは対照的に現代日本を舞台とし、少女の成長や友情を描いた、自分探しの冒険ファンタジー。 湯婆婆や油屋の世界では、しっかりとしたリーダーシップが求められます。千尋自身も、初めは無力だったものの、徐々に自らのリーダーシップを発揮し、周囲を巻き込みながら行動するようになります。ビジネスでも、リーダーシップが組織を成功に導く要素であり、困難な状況でこそリーダーとしての役割が重要です。 『千と千尋の神隠し』は、ビジュアル、音楽、テーマ、キャラクター、そして物語の深さという多方面で秀でた作品です。ファンタジーが好きな方も、成長物語に感動を覚える方も、現実的なテーマに興味がある方も楽しめる、幅広い魅力のあるおすすめの作品です。

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中野祐治

4.5最初は訳わからず憤慨するも、ナウシカ漫画版を熟読することで宮崎言語を理解し、千と千尋も受容できるように

2024年9月1日
PCから投稿

ストーリーに関してはタイトルに書いてあることが全てだが、初見時は全然理解できず「何でこれが大ヒットなんだ!!」と怒りまくったものだ。 しかし、これも不満に感じていた映画版ナウシカの漫画完全版を読破しショックを受け、何度か読み直し「宮崎言語」を深く理解した後に、千と千尋を見直し「そういうことだったのか・・・」と納得出来た次第。 とはいえ、説明不足と感ずる場面も少なくなく、カオナシの起源、ゆばあば双子姉妹の仲たがい経緯、はくがどうやって湯婆ば姉からハンコを盗んだか、など盛り込まれていれば、初見時でもある程度納得できたかもと思わないわけではない。 だから3時間、少なくとも2時間半あれば必要な要素は全て詰め込むことができたんじゃないかと悔やまれる。 そんなネガ点があってもなおこの作品を何度も見たくなるのは、好きな場面が多く散りばめられているから。 まず、古いトンネルの建物を抜けた後に広がる丘と草原と空の「スコーンと抜けた広がり」の感覚。 その丘と草原がなぜか妖怪(神々)が渡ってくる海原となる場面など、ハートをわしづかみにさせられる「絵」が満ちている。 それだけで充足感が得られるのだから大した映像作品だと認めないわけにはいかない。

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resuwisshu311

4.0ジブリ作品の中でも一番好きな作品です。映画館で2回観るほど当時はは...

2024年7月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

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ジブリ作品の中でも一番好きな作品です。映画館で2回観るほど当時ははまりました。 両親と離れ離れになり、どこか不安げで弱々しい千尋でしたがいろんな仲間と出会い、成長具合がとてつもなく感動しました。

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宮田亮