四月物語

劇場公開日:

解説

「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二が、本作が映画初主演となる松たか子演じる女子大生の淡い恋心を描いた青春ドラマ。北海道の親元を離れ、大学に通うために上京した卯月。新しい人々との出会いなど小さな冒険の中で、卯月は東京の生活に少しずつ慣れていく。そんな彼女には、憧れの先輩と同じ大学を選んだという人には言えない不純な動機があった。

1998年製作/80分/日本
劇場公開日:1998年3月14日

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映画レビュー

3.0これも岩井監督らしい作風の一本

2024年11月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

大学進学は、多くの場合、生まれて初めて独り暮らしを始めるきっかけ-。
当然のこととして、引越しも初めてなら、部屋に納まる荷物の量に見当がつけられないことも、言ってしまえば、ままあること。

所属するサークルを初めて決めるのも、半分どぎまぎ、半分ワクワク。
貧乏学生にはマイカーという訳にもいかないので、自転車を買って行動半径を広げる。

時間はたっぷりあるので、アルバイトで稼ぎまくるのでもなければ、行きつけの古書店を決めて、古本で読書三昧(もちろん、読み終わった本は、またその古書店に持っていって、買い取ってもらう)。

大学も三年次・四年次ともなると、いかに苦労せずに卒業するために必要な単位を揃えるかにだけ腐心するようになってしまい、往時の「フレッシュさ」は欠片(かけら)もなくなってしまったことは、今では思い出です。

高校までは「生徒」という立場で、教員から見れば「まだ子供」という位置付け。
(実際、高校の教員も、自分の担任クラスの生徒を、うちのクラスの「子供たち」という言い方をしたりもする)

しかし、高校三年生と同じ年齢だったとしても、いったん大学に入ってしまえば、その立ち位置は「学生」で、教員たちも、子供という目線では見なくなる-。

そんな境界線に立ったばかりの卯月を、少女・若い女性を描かせたら右に出る者はないともいえる岩井俊二監督ならではの筆致で瑞々しく画き切った一本ともいえそうです。
本作は。

いかにも、ようやく「大人の女性」になりつつあるかのような、はんなりとした色香・雰囲気を湛(たた)えた松たか子さんを主役に据えたことも、キャスティンクとして、最適だったと言えるでしょう。

これも、佳作と評するべきだと思います。
評論子には。

(追記)
当時の評論子ともいえば、半日授業だった土曜日の午後は、そのまま街で過ごして、新宿・歌舞伎町にまだ何軒かはあった映画館を梯子するのが常でしたけれども。
(評論子の人生の中では「第一次」映画ブームともいうべき時期でした。)

名画座で時代劇を鑑賞する卯月の姿に、往時の自分を重ね合わせた評論子でもありました。

ちなみに、卯月が観ていた『生きていた信長』は、DVDの特典映像によると「岩井俊二郎」監督の手になる作品で、本作の作中で使うための撮り下ろしの超短編のようです。

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talkie

5.0メルヘンだねぇ。ハンガリアン舞曲♥国◯音◯大学の方が。

2024年2月11日
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マサシ

3.0短い映画

2023年12月31日
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プライア

4.0いい意味で

2023年4月22日
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鑑賞方法:VOD

昔の少女マンガ。良き。
限定配信で鑑賞。
むかーしに見たはずがやっぱり覚えてない(笑)。お陰で楽しめました。

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またぞう