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始まった時点で結末はわかる。
チアダンやちはやふるの先駆けバスケバージョンなんだなと。
それでも、コーチの指導が見たくてみる。
リッチモンド高校にこんな時期があったのか。
四半世紀前は、リッチモンドはまだ黒人街そのものだったのか。
そんな中、1999年より1代前になんとか生まれた街の出自が辿る典型的人生から抜け出したカーターがいたから、母校に戻ったカーターの指導で少年達が進学して未来を変えていく。
冒頭は、「どうせ」が枕詞につきそうな、人生を諦めた顔をしている少年達。バスケという一芸ありき前提なので、その街の他の男子達よりはかなり良いはずなのに。
カーターは息子が同世代にいたからこそ、息子に注ぐのと同様、「統計が示す、典型的な人生が辿る3人に1人は刑務所行き、クラスに1人しか大学進学しない人生から抜け出すのは進学!バスケの点もだがもっと先の未来を考えろ!」と引き受けた母校のバスケチーム、オイラーズにも強く訴えかけていく。
息子はその未来を掴むため、州トップの名門校に通っていたにも関わらず、リッチモンドのオイラーズに転向してきて自らパパの指導を受ける。
年頃の息子が信頼しているのだから、大丈夫なコーチなのだろうなと思うが、とはいえ地元の街はクスリの売買に拳銃に、地元が出る人生を想像できず子供にも求めていない保護者達女子達と、少年達を導く妨げとなる誘惑が絶えない。
バスケを教えにきたが生徒になったとカーターが話す通り、「教育の重要性」「内に勝つ」という概念そのものを教え、将来の可能性のために自己に打ち勝つ精神性を育てたのだからすごい。
有り余るエネルギーが闇に向かう事を恐れていると生徒が言う通り、そのエネルギーは放っておけば非行に注がれる慣習を抜けて、輝き周りを輝かせる存在になるのは容易いことではなく、指導者あってこそだろう。
スリーパーズのNY州ヘルズキッチンにも、カリフォルニア州のリッチモンドのカーターのような存在があったら、子供達は少年院行きにならずに済んだかもしれないなどと思ったが、スリーパーズは1960年代が舞台。その時代を若年期カーターが未来を変えて、1999年に次世代を育てている。
こうして黒人、貧富の差など、出自の差を埋めてきた者達のDNAで変化し進化していく人類に少し希望が持てた。
女子の方が進学率は高いとのことだったが、メンバーの彼女達もまた、つられて進学を決めてくれてたら良いなと思った。人生計画を中断せざるを得ない望まぬ妊娠が起こる環境下は暇だからでないかな?有り余るエネルギーをぶつける先に部活や勉強が当たり前にあるのはある意味とても恵まれているのだなと思った。
選手の卒業後まで深く考えて、心身の健康や進路にまで気を配る姿勢を青学マラソンの原監督も取り入れている気がする。世論というのは得てして遅くて、ずっと先のビジョンを訴えてもその重要性が伝わらないカーターのもどかしさは、原監督も味わっていそうだなと思った。未来がいかようにもなる若者の溢れ出すエネルギーを適切な方向に向けて目標管理思考を育てて夢を持たせて叶えさせていくのは、さぞかし気に病むことが多いだろうなと思う。
メンバー全員の人生を変えている4ヶ月なわりに、1500ドル?!
雇われ料安すぎるって。メキシコには行かれたのか?
カーターの息子、陸軍士官学校か。ラストを知ってから思い返すと、ピッタリな言動シーンばかり。