アイ,ロボット

劇場公開日:

解説・あらすじ

人間とロボットが共存する2035年のシカゴ。ひとりの科学者が謎の死を遂げ、刑事デルは一体のロボットに疑念を抱いて捜査を進めるが……。「ロボット3原則」を提唱したアイザック・アシモフの「われはロボット」にインスパイアされて作られたアクション・スリラー。監督は「クロウ/飛翔伝説」「ダークシティ」のアレックス・プロヤス。「ビューティフル・マインド」のアキバ・ゴールズマンが共同脚本を担当。

2004年製作/115分/アメリカ
原題または英題:I, Robot
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2004年9月18日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第77回 アカデミー賞(2005年)

ノミネート

視覚効果賞  
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映画レビュー

4.0ロボットと人間の乱戦は見応えがあった(短かったけどね) 物語の黒幕...

2025年3月19日
iPhoneアプリから投稿

ロボットと人間の乱戦は見応えがあった(短かったけどね)

物語の黒幕を探っていくヒントがちらべられていたし、ミスリードを誘いつつ最後で明かされる謎には見ていて面白かった

ウィンクや絵の伏線がちゃんと回収されていたし良作映画、4.0以上をつけなかったのは見せ場に物足りなさを感じてしまったから

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はな

3.5SF映画の形が整ってきた時代になった

2024年12月18日
PCから投稿

気楽に鑑賞する映画で
いままで何と無く好きで
何と無く何度も観た映画です。

SFの原作が盛んであった'60年代には
同時に多くの作品が映像化されてきたが
やはりB級としての認識しか得られなかった。

現在では映像技術の発達とともに
鑑賞に耐えうる表現の映像が出来てきた。
この物語は単純だが、ロボットのデザイン
そして動きには満足している。

難をいえば、ラストの進行処理
安易すぎる終焉には「参ったな」
と思わざるを得ない。

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星組

4.0技術の進歩はすさまじい。。。

2024年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

2004年に公開された本作。映画のように人工知能が我々の生活に浸透することはまだまだ先だと思っていましたが、ChatGPTや生成AIのように現代の生活になくてはならない存在へと変化しているように思います。
Instagram、Facebook、XといったSNSでもこれらが活用されるようになり、より身近で便利なものになってきましたね。

この映画は人工知能が人間に牙を向くという話で、人間に危害を加えないため定められた「3原則」を人工知能の成長に伴い独自の解釈に変化させ、その結果、人間を襲い始めるというところが面白いと思います。

ある事実に対して、その解釈次第で良いものにも悪いものにもできるということ。どんなことも自分の解釈や考え方次第なのだと感じました。

現代の人工知能が今後どのように進化しどう付き合っていくのか、
真剣に考えていけない時代がくるのかもしれませんね。

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中野祐治

0.5皆さんに知って欲しい

2024年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

この映画はSF作家アシモフの小説にインスパイアされたということになっています。
アイ,ロボットというタイトルもロボット工学3原則もアシモフの作品からとられています。
あえて「とられて」とひらがなで書きました。ここにどんな漢字が充てられるか皆さんにも考えて欲しいです。

まず、この映画について語る前にアシモフについて知っていただきたい。
アシモフはSF作家として有名ですが、科学エッセイを書き続けた人物としての功績も有ります。
科学について広く多くの人に知ってもらい、慣れ親しんで欲しかったからです。
そこにアシモフの信念がありました。「人間は科学を恐れる必要はない。科学が人を不幸にするなんてことは絶対にない。人間を不幸にしているのは人間であって科学ではない。」
科学について理解していない状態で科学を恐れる人に科学を恐れないで!と常にメッセージを送り続けていたんです。
当然SF作品にもその信念は込められています。
アイ,ロボットというタイトルを付けられた短編集には特にその信念が綴られていると思います。

ここでこの映画について語るわけですが、この映画はロボットへの恐怖、科学技術への恐怖を喚起する内容になっています。
脚本家や監督がこの映画でどんなメッセージを伝えたいか、ラストで何を語っているか、そんなことは関係ありません。
ロボットが暴れて、明確に人間に危害を加えている映像を映し出しているんです。
これを見てロボットに対して恐怖しない人はいないでしょう。
何よりアシモフが忌避していた科学に対する恐怖心を煽る映画なんです。
最後まで見たらそんな単純な映画ではないよ!って擁護する人もいるんですかね?
でもこの映画のレビューを読んでみれば分かります。多くの人がロボットや科学に対する恐怖を感じた感想を書いていました。結局そういうことなんです。

別に科学やロボットに対する恐怖を煽るような映画を作りたいなら好きにすればいい。
だが、その映画に間違ってもアイ,ロボットなんてタイトルを付けちゃいけない。
ロボット工学3原則を作中に持ち出してはいけない。
エンドロールにアシモフの名前を記載するなどもっての外。

この映画はアシモフの死後、制作され公開されました。
アシモフがこの映画を見て文句を言うこともできません。
とても卑怯なやり方です。

アシモフの作品を読んでから映画を見ろ!なんて言うつもりはありません。
ただ知って欲しかったんです。
この映画はアシモフの信念を侮辱する、故人となった偉大なSF作家の信念を侮辱する映画であったということを。

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跳猫