グッドモーニング,ベトナム

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グッドモーニング,ベトナム
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解説

ある1人のDJの姿を通してベトナム戦争を描いた、バリー・レビンソン監督による傑作ヒューマンドラマ。ベトナム戦争真っ只中のサイゴンに、兵士たちの士気高揚のため呼び寄せられた米軍放送の人気DJクロンナウアー。マシンガン・トークとロックンロール満載の彼の放送は、兵士たちから大人気を得る。ところが、彼の型破りな言動に驚いた軍上層部は放送を中止してしまい……。まさにハマリ役のロビン・ウィリアムズの熱演は必見。

1987年製作/アメリカ
原題:Good Morning, Vietnam
配給:ワーナー・ブラザース映画

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第45回 ゴールデングローブ賞(1988年)

受賞

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ロビン・ウィリアムズ
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.0本作は「その男ゾルバ」を観ているか、観ていないかで伝わってくるメッセージがまるで違うと思います

あき240さん
2021年3月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

昔はFENと言っていた米軍放送
97年にAFNと名前を変えて今も日本でも放送しています
最近はネットでradikoのようにスマホでも聴くことが可能です
昔、好きで良く聴いていたものでした
沖縄に行くとテレビ局まであり驚いたものでした

本作は1965年サイゴンの米軍放送局のDJ の物語です

主人公はクレタ島の駐留米軍向け放送から、その人気ぶりを聞きつけた将軍に引き抜かれてサイゴンにあたふたと転任してきたところから始まります

1965年
まだ北爆は始まっていない様子で至極ノンビリしています
北爆が本格化するのは同年2月からだから、恐らくクリスマス休暇明けの新年早々のことでしょう

本土から遠い世界各地に駐留する米軍だって人の子
兵隊達は20歳そこそこのまだ子供ぽい顔の残る青年達です
クリスマス休暇には故郷に帰りたかったことだろう
家族にも、彼女にも、友達にも合いたかっただろう
ラジオから本土の流行歌が流れたならホームシックも少しは和らぐのは当然です
だから将軍は駐留米軍の戦意を保つ為に、破天荒であっても主人公の放送は役立つと思って引き抜いて来たのです

主人公は出迎えの軍曹に、「クレタ島じゃその男ゾルバみたいなもんでさ!」と上機嫌で言います

「その男ゾルバ」は1964年の映画のことです
何故この映画のタイトルを出すのでしょうか?

本作は「その男ゾルバ」を観ているか、観ていないかで伝わってくるメッセージがまるで違うと思います

その映画はクレタ島が舞台でした
その映画の名前を出すためにクレタ島からの赴任という設定にしたのだと思います

その映画の内容は、英国人の良家のインテリ青年とギリシャ人の男ゾルバの物語です

頭でっかちで綺麗ごとだけの青年
野卑で粗野だけど行動力があり、ちょぴりズルくていい加減で、でも優しさに溢れ頼れる男ゾルバ
米国の見せる二つの顔をそれぞれが象徴していたように思える映画です

そしてクレタ島は地中海に浮かぶギリシャの島
古代のクレタ文明の遺跡で有名です
太古からギリシャとトルコの最前線です
つまり東西の最前線なのです
空母が接岸できる海軍基地はこの辺りではこの島だけ
古代も現代も戦略要地です
しかし「その男ゾルバ」の中のクレタ島は貧乏なド田舎の離島に過ぎません
サイゴンの方が遥かに大都会で華やかです

主人公はその映画の野卑で粗野な男ゾルバと同じ調子で、ユーラシア大陸の東の反対側のベトナムに赴任してきたのです
だから彼は全くの脳天気です

ベトナムは美しい女性が多くて有名です
体型も皆スリムで、それを身体の線がピッタリとでるワンピースのような民族服アオザイを着ていると更に魅力的になります

空港から基地への移動中の車中から彼女達の尻ばかりに視線が行く始末です
気に行ったベトナム人少女も押しの一手で何とかなるもんだと思いこむほど無邪気です

物語はやがてシビアな現実を主人公と観客に見せ始めます
それはまるで主人公と私達観客に教育を施しているかのようです

最初、主人公は脳天気に南ベトナムの人々の為に戦っているのだと信じて疑っていません
だから現地の人々から好かれている
友達だと信じ込んでいます
それが次第に違うと気がついてきます
次第に何の為に戦っているのか分からなくなっていくのです

ラストシーンの手前
本国から続々と増援されてベトナムにやってくる新兵達
彼らはついこの間の主人公と同じように無邪気にベトナムにやってきた若者達ばかりです
主人公が彼らにしてやれるのは元気の良いDJしかないのです
この「素晴らしき世界」にようこそ!

この国は米軍を欲していない
ならばなぜ米軍はベトナムにいるのか?

このメッセージを本作は伝えてきます

主人公と私達は本作の終わりには、そのことを学習しているのです
そして主人公はベトナムを去り、私達観客は映画を観終わるのです

ところがもし「その男ゾルバ」を観ていたなら?
監督が冒頭で「その男ゾルバ」の名前を出した意味は一体何なのか?

そしてその映画の意味する事をよく考えた事のある人なら、本作が違うメッセージを発信していることを感じとれると思います

一体何故、米軍はベトナムにいたのか?
何のために戦っていたのか?

米国が帝国主義だから?
米国の産軍複合体が戦争を欲していたから?
東西冷戦の代理戦争だから?

でも、それは自分の頭で考えてそう結論づけた結論なのだろうか?

そう頭の中で疑問が渦まくのです

ベトナムの歴史の経緯を自分は調べて知っているのか?
何も知らずにそう思いこんでいるのではないのか?

なぜベトナムに米軍がいたのか?
何の為に、何と、戦っていたのか?
そそもそも何故ベトナムが同じ民族どうしで北と南で戦っていたのか?
いつからそうなっていたのか?
太平洋戦争中は日本とフランスの二重占領下にベトナムがあったこと
日本の敗戦後フランスからの独立戦争があり、その後紆余曲折があって米軍が駐留するようになっ
もちろん米国の身勝手な都合があったことも間違いのないこと
そのような経緯を、どのくらい知っていたのか?

主人公はもちろん知りません
私達観客もまた知らないのです
自分もまたベトナムの歴史を調べ直しました

民族自決
自分の国、自分の民族の事は自分達で決める
当たり前のことです

だから米軍の駐留を望むのかそうでないのかは、現地の人々が自分達の国と民族の将来を考えて判断されることです

21世紀の現代
私達はこのちょうど10年後の1975年4月30日
本作の舞台のサイゴンは陥落してベトナムから米軍は去っていったことを知っています

それで平和になったのでしょうか?
そうでないことを私達は知っています

その後ベトナムはカンボジアを侵略していました
4年後の1979年には中国とベトナムの社会主義国どうしの戦争が起きたことも知っています
社会主義国が平和勢力であるなんて夢想もいいところです
そんなものは嘘ぱちです
このように米国が去っても戦争は起こったことを私達は知っているのです
民族と民族、国家と国家はこのようなリアルな現実にあるのです

結局のところ、自主独立を担保する実力、即ち軍事力を持たない民族や国は、他国から好き勝手にされてしまうのが現実でした

社会主義国同士であってもそうだったのですから、平和憲法を奉じているからといってそれが歯止めになるとは余りにもナイーブです

「その男ゾルバ」の中にこんな台詞がありました

何が正しく何が間違いかは言えても
心や体で話すことを知らん
あんたの手も足も胸も何も表現しない
そんな人に何がわかるものか

この台詞が本作のテーマだったのではないかと思われてなりません

単に反米反戦映画だとして捉えるのか
より深く本作の意味を自らの頭で考えるのか
それはもちろんあなた次第です

沖縄の米軍基地問題
本土の各基地の駐留米軍問題
あなたはどう考えますか?

中国や北朝鮮の脅威の前に日本はどうしたらいいのでしょうか?

本作を観た私達21世紀の日本人への宿題が出されているように思えます

ベトナムと同じなのか、違うのか?
違うなら何がどう違うのか?
それを問われているのです

ぜひ本作は「その男ゾルバ」と併せてご覧頂きたいと思います

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あき240

3.5I miss Robin Williams.

UNEmiさん
2020年11月22日
PCから投稿

こんなにみんなを笑顔にした人の最後があんなだったことが、いまだに信じられない。
人は使命感で生きられることもあるけど、使命感につぶされることのほうが多いのかもしれないな。

ベトナム戦争の見方として、アメリカ作品としてはぎりぎりのバランス感覚かもしれない。

それにしてもアメリカ軍の福利厚生というか、全方位型のサポートには感心するばかり。

Happyなだけな映画にするつもりはなかったんだろうけど、外国人から見ると、ちょっと引っかかる(考えさせられる)ところもある。
それだけ、国策、国民の生活として軍事行動が浸透してるということかもしれないけど。

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UNEmi

3.5おぼえていること

津次郎さん
2020年7月11日
PCから投稿

IMDBのランクをよく見るのだが、評価の高い映画が、じぶんにはぜんぜんだということが、たまにある。小市民なわたしはそれがけっこうくやしい。

とくに8点を超えている映画で、面白さがわかんないと、かなりくやしい。
その映画の皮相がかっこよかったりすると、さらにくやしい。

たとえばわたしには、ガイリッチーのロックストックとスナッチが、面白さがわかんない──というほどでないにせよ、弱い印象しかなくて、これがくやしい。

映画好きとしては、ロックストックとスナッチは、すげえ好きだと言いたい「かっこいい皮相」を持っているからだ。

こんなとき、わたしは日本映画なら、高評価でも、遠慮なく突撃する。
が、IMDBランクとその厖大な母数が裏付けている映画には、突撃しにくい。とうぜん、そういう映画には下げられる瑕疵が見つからないから──でもある。

映画好きには、しばしばこの手の歯ぎしりがおこるのだが、逆に、自分には面白くて、国内評価が低かったりすると、鼻高々になる。おろかものどもめ──という感じだろうか。

さっそく「おれは解っているんだぜアピール」の「評価が低くてびっくりしました」という書き出しでレビューするわけである。ほんとは、びっくりなんかしちゃいない。

当時とても話題になった映画だった。AFNの型破りなDJと、併せて表向き支援と正義で派兵したんだけど、じっさいはその国の人々と風土を荒らしている。──というアメリカの自省がある。

士気高揚のためのDJとしてクロンナウア上等兵(ロビンウィリアムズ)がサイゴン(現ホーチミン)の米軍放送網へ呼ばれる。
直属の上司がふたりいる。
ディッカーソン曹長は厳格でユーモアを解さず、クロンナウアを毛嫌いする。
ホーク少尉もジョークが通じない男だが、ジョークが解るふりをする。解らないのだが、それが解る人間であることを懸命にアピールする。
小者な感じが、すごく巧かった。
三人とも故人である。

映画レビューの、わからなさの歯ぎしりに、また、わかることの得意気に、グッドモーニングベトナムのホーク少尉(Bruno Kirby)を思い出すことがある。

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津次郎

4.0この素晴らしき世界

kossyさん
2020年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ぶっとびすぎてるDJクロンナウアー。現地ベトナム人の女の子に一目惚れし、強引に英会話教室の教師になったりする。

 普段はバカな下ネタが中心のお馬鹿コメディDJだったが、戦場の真実を伝えたい意志はあった。検閲に引っかかってばかりの原稿。その中でのニクソンの政権放送をちゃかすところが最高だ。惚れた女の子の兄がジミーの店での爆破テロから彼を救うところは悲惨な現状を伝える。ベトナム戦争は始まっていたが、米軍による北爆間近の時代。サッチモの曲が凄い皮肉に使われて、印象に残る。「この素晴らしき世界 (What a Wonderful World)」

 アメリカ人とベトナム人は違いすぎる。恋なんてできるはずがない。そして「敵」という意味。アメリカが仕掛けた戦争ばかり。どうして敵が生まれるのか・・・てっきり援助に来たつもりだったクロンナウアーは気づく。

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kossy
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