ベテラン 凶悪犯罪捜査班

劇場公開日:

解説・あらすじ

2015年に韓国で大ヒットを記録したアクション映画「ベテラン」のシリーズ第2作。

法では裁かれない悪人を標的にした連続殺人事件が発生。不条理な司法制度に不満を抱えていた世論は、犯人のことを善と悪を裁く伝説の生き物「ヘチ」と呼び、正義のヒーローとしてもてはやすようになる。熱血ベテラン刑事ソ・ドチョルと凶悪犯罪捜査班、さらにドチョルに心酔する新人刑事パク・ソヌも捜査に加わり、事件は解決に近づくかに見えた。しかし犯人は刑事たちをあざ笑うかのように、次の標的を名指しする予告をインターネット上に公開する。

前作に続いてファン・ジョンミンがベテラン刑事ソ・ドチョル役で主演を務め、「ソウルの春」のチョン・ヘインが正義感あふれる新人刑事パク・ソヌを演じた。「オールド・ボーイ」のオ・ダルス、「三姉妹」のチャン・ユンジュ、ドラマ「梨泰院クラス」のアン・ボヒョンが共演。「密輸 1970」「モガディシュ 脱出までの14日間」のリュ・スンワン監督が前作に引き続きメガホンをとった。

2024年製作/118分/G/韓国
原題または英題:I, the Executioner
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
劇場公開日:2025年4月11日

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映画レビュー

4.0敵役の判明は遅らせたほうがよかった

2025年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

冒頭の闇賭博現場の摘発では、2015年公開の前作「ベテラン」から変わらない笑い満載の追いつ追われつのドタバタと格闘の快調な活劇で、そうそうこの感じ!と懐かしく嬉しくなる。ただし韓国語のタイトルが表示されてからムードは暗転し、法で裁かれない悪人を制裁する連続殺人犯と、法にのっとって捜査し犯人を追う主人公らチームとの対決へと進んでいく。

主人公のベテラン刑事ソ・ドチョルを演じるファン・ジョンミンは、韓国で主演映画の累計観客動員数が1億人を超え、ソン・ガンホ、ハ・ジョンウとともに“1億人俳優”と呼ばれるトップスター。40代前半で撮影に臨んだ前作ではジャッキー・チェンを思わせる曲芸のような格闘アクションも披露したが、続編では50代前半になり、さすがに難易度の高いアクションシーンは減った。それを補うように、チームに加わる若手刑事パク・ソヌ役のチョン・ヘイン(1988年生まれ、撮影時は30代半ば)がパルクール風の離れ業を含むスピーディーなアクションでたっぷり魅せる。

リュ・スンワン監督は前作同様脚本も手がけた(第2作は共同脚本としてイ・ウォンジェもクレジットされている)。「ベテラン」では財閥グループ企業のオフィスビル内で起きた下請けのトラック運転手の“自殺未遂”をめぐる謎が、ストーリーを牽引する重要な要素になっていた。だがこの続編では、タイトル表示後に描かれる最初の殺人で敵役の顔を映し、以降は連続殺人犯の手の内と、追う捜査班側の両方を並行して観客に見せる、いわば神の視点から俯瞰させることにより、謎解きサスペンスの妙味は減ってしまった。もしも序盤で敵役の正体を明かさず、適宜伏線を張る程度にとどめておき、ソ・ドチョル刑事が気づく段階で観客にも明示する脚本だったなら、主人公が受ける衝撃も共有できたはずなのに、と惜しまれる。

ともあれ、ポストクレジットシーンで示唆されているように、第3作の製作も既定路線のようだ。楽しみに待ちたい。

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共感した! 2件)
高森 郁哉

3.5前作は「Blondie」、今回は「Baccara」。で、次は?

2025年4月17日
iPhoneアプリから投稿

笑える

興奮

先日、前作「ベテラン」の再上映に足を運んだばかりだったので、登場人物達の関係性がよく判った。
前作と同様に、1970年代のダンスミュージックをバックにしたMissボンの活躍からノンストップのアクションムービーがスタート。
「犯罪者に制裁を加える者」をネットや世間では「ヒーロー」として崇めているが、単に「新たな犯罪者」を生み出しているだけで、何の解決にもならない。統制のないSNSやネット社会によって真実が歪められてしまうのは非常に怖いことだ。
すったもんだあった末のドチョル家のシーン。
深夜に父親の作ったラーメンを親子3人ですすっている光景は、ホームドラマの締めのようだが、はてさて、3作目へ続くのだろうか。

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ちゃ坊主

4.02015年に韓国で大ヒットを記録したアクション映画「ベテラン」のシ...

2025年4月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2015年に韓国で大ヒットを記録したアクション映画「ベテラン」のシリーズ第2作。

法では裁かれない悪人を標的にした連続殺人事件が発生。不条理な司法制度に不満を抱えていた世論は、犯人のことを善と悪を裁く伝説の生き物「ヘチ」と呼び、正義のヒーローとしてもてはやすようになる。熱血ベテラン刑事ソ・ドチョルと凶悪犯罪捜査班、さらにドチョルに心酔する新人刑事パク・ソヌも捜査に加わり、事件は解決に近づくかに見えた。しかし犯人は刑事たちをあざ笑うかのように、次の標的を名指しする予告をインターネット上に公開する。

前作に続いてファン・ジョンミンがベテラン刑事ソ・ドチョル役で主演を務め、「ソウルの春」のチョン・ヘインが正義感あふれる新人刑事パク・ソヌを演じた。「オールド・ボーイ」のオ・ダルス、「三姉妹」のチャン・ユンジュ、ドラマ「梨泰院クラス」のアン・ボヒョンが共演。「密輸 1970」「モガディシュ 脱出までの14日間」のリュ・スンワン監督が前作に引き続きメガホンをとった。

ベテラン 凶悪犯罪捜査班
2024/韓国
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス

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kundes

3.5とにかくせわしない韓国アクション

2025年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

これでもか、と詰め込むのが韓国スタイルとはいえ、とにかくせわしない。
犯人の見当は早い段階でついてしまうものの、けっこう複雑なストーリーで、ぐいぐい引っ張ってゆく。
クスリと笑わせるシーンもあるし、アクションも見ごたえあるのだが、暗いシーンが多く敵味方の顔の判別がつけづらいのには、参った。
クライマックスの仕掛けは、雑だった。共犯者でもいなければ不可能。
もっと緩急をつけ、話を整理すれば、すごく面白くなっただろう。
※おまけ映像に、かなり重要な情報あり。

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ファランドル

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