ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング

劇場公開日:

解説・あらすじ

トム・クルーズの代表作で、1996年の第1作から約30年にわたり人気を博してきた大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作。

前作「ミッション:インポッシブル デッドレコニング」とあわせて2部作として製作され、「デッドレコニング」から続く物語が展開。前作のラストで世界の命運を握る鍵を手にしたイーサン・ハントと、その鍵によって導かれていくイーサンの運命が描かれる。また、これまでほとんど語られてこなかったイーサンの過去などが明かされる。シリーズおなじみとなったトム・クルーズ本人によるスタントシーンも健在で、今作では飛び回る小型プロペラ機にしがみつく空中スタントなどが見どころとなる。

スパイ組織「IMF」に所属する主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズ、「M:i:III」で登場して以降、イーサンの盟友となっているベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、シリーズ全作に登場しているルーサー・スティッケル役のビング・レイムスらおなじみのメンバーはもちろん、前作「デッドレコニング」から登場したグレース役のヘイリー・アトウェル、パリス役のポム・クレメンティエフ、ガブリエル役のイーサイ・モラレスも続投。トム・クルーズ主演作で監督や脚本、製作を数多く担ってきたクリストファー・マッカリーが、今作でもメガホンをとった。

2025年5月23日から日米同時公開。それに先立ち5月17~22日の6日間にわたり全国の映画館で先行上映が行われる。

2025年製作/169分/G/アメリカ
原題または英題:Mission: Impossible - The Final Reckoning
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2025年5月23日

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映画レビュー

4.5トムへの感謝の気持ちで胸がいっぱい

2025年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

3週間でミッションインポッシブルを全シリーズ見て今作を見た私は、1から7までの記憶がとても鮮明なので、冒頭の大統領の言葉から涙が溢れた。

今までイーサンハントが世界の危機のためにどれだけ自分を犠牲にして、愛する仲間を失ってきたのか、それはイーサンハントを演じているトムクルーズへ投げかける言葉にも思えた。

映画というエンタメのために、見ている人に最高の映画体験を届けるために、29年間どれだけストイックに鍛え続けて、危険を冒して、この作品作りに取り組んできたのか。
ノースタント、ノーCG、次回作を超えるアクションを、ストーリーを、期待がどんどん膨らんでいく中で、ずっと挑み続けてくれたトムクルーズへの想いがイーサンハントというキャラクターとひとつになって、感情が大爆発して涙が何度も溢れた。

1からの歴史を感じされる演出やサプライズが散りばめられていたし、いつも以上に捨て身で挑んでいくイーサンの姿に、なんでそこまでしてあなたは頑張れるのかという感動で本当に何度も胸が締め付けられる。
最後まで私の推しのベンジーも最高だったし、前作ではちょっと不満だったグレースも今作はパワーアップしていて活躍していて良かったし、前作では敵キャラだったパリスが最高だった。そしてルーサー。あなたの言葉は本当に胸を打つ。素敵な言葉をたくさんもらった。

映画が始まる前にIMAXではトムクルーズからの短いメッセージが流れる。
トムからのメッセージ最後の言葉が「これはみなさんの映画です」だった。その言葉が全てを物語っていたし、トムクルーズの映画愛に感動して、こんな映画体験をさせてくれたことへの感謝の気持ちでいっぱいになった。

トムクルーズ、本当に最高な映画作品をありがとう。

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AZU

4.5トム・クルーズはどこまで行くんだ……

2025年6月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

斬新

集大成ということもあり、イーサンが全ての本気をぶつけてきた映画になっていました。

還暦を越えたとは思えないトムの肉体美に終始びっくりし、「本当に60歳越えたの!?」と疑ってしまうぐらい筋肉は引き締まっていました。

ベンジーも今まで以上にリーダーシップを発揮したり、瀕死状態になりながらもメンバーをサポートするなど、彼の見せ場も多くて好印象でした。

過去作の伏線が本作で回収されていることから、何気ない出来事でも人生の全てが繋がっているみたいで感心しました。さらに、とある人物が出てきたときは大きな繋がりがあることに驚きました。

今回は池袋のIMAXで観ました。全編IMAX画角ではなかったですが、ここぞというタイミングで縦幅を広げて見せていたのは流石だった。中でも、潜水艦の水中シーンや飛行機による空中戦をスタントマンなしで撮影したことを考えると、やっぱりハリウッドは凄いなと改めて実感しました。

昔の出来事が回想としてよく出てくるので、全作を予習しなくても十分に理解できる印象も受けました(強いて言えば、1だけでも観ておいた方がいいかも?)。

後、このシリーズは登場人物の関係が複雑で、難しい用語も多いので、物語を細部まで理解しようとすると混乱するかもしれません。そのため、あまり難しく考えずに、ただ派手なアクションを楽しむ方がいいと思いました。

日本にも来日し、素敵な作品を届けてくれたトム・クルーズとマッカリー監督、他の俳優陣には感謝しかないです。そのぐらい最高に満足できた作品になっていました。

どうやらトムは100歳までやるような話もあるみたいですが、今後も新たな挑戦をし続けていくことに期待したいです!

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共感した! 22件)
Ken@

5.0M:I = トム・クルーズ = IMF 「不可能を可能にする」男の集大成を見逃すなかれ!

2025年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

トム・クルーズという人は、知れば知るほど唯一無二の存在だ。
彼が無謀に思えるアクションをほぼ自身でこなしているのは、今や誰もが知るところ。だがその限度が、毎回“桁違い”にイカれている──そして、回を重ねるごとにさらに増しているのだ。

私は物語重視で、じっくりと人の内面を描くような映画が好みだが、トムの映画は別腹。
彼の挑戦は、もはや“映画”という枠を超えた彼自身の生き様であり、信念であり、挑戦そのもの。

「そこに山があるから登るのだ」とエベレストに挑む登山家。
「いつか成功できる」と信じ、転んでも立ち上がるSASUKEの挑戦者たち──。
トム・クルーズを観ていると、そんな魂の炎を感じずにいられない。

そしてふと思う。
私たちは、本当にそこまでの無謀さをトムに要求しているだろうか?
デジタル技術が進化した今、CGで済ませられるシーンを、何ヶ月もの準備期間を経てまで“自分で”やる意味とは何なのか。

それこそが、この映画の“肝”なのだ。

だからこそ、
M:I = トム・クルーズ = IMF
この方程式が成り立つのだと思う。

主役は“アクション”。ストーリーはあくまで2番手。
でも、それでいい。いや、それがいい。

観終えた後の率直な感想は──

言葉にならない感謝と、畏敬の念。

1962年生まれ、還暦を超えてなお挑み続けるトム・クルーズ。
俳優でありながら、もはやプロアスリート。完璧を追求し、自らの限界を更新し続けるその姿は、まさに「神々しい」という言葉がふさわしい。

全編、全力で「走る・飛ぶ・登る・落ちる」!
「さすがにもうネタ切れでは…?」と思わせてからの、“まだその手があったか!”の連発。

アクションの迫力だけでなく、今回はストーリーもしっかりとシリーズの伏線を回収しており、「ファイナル」と呼ぶにふさわしい完成度だった。

監督・脚本を務めたクリストファー・マッカリーとのコンビネーションも抜群。
5作目以降、作品としての“成熟”をひしひしと感じさせてくれる。

最後に一言だけ。

トム様の汗ひとしずくを瓶に詰めて、家宝にしたい──。

本気でそう思わせる一本でした。

エンドロールの間、思わずシートの上で正座して、心の中で手を合わせたくなりました。
「トム様、同じ時代に生きてくれてありがとう」

今年、映画館で観るべきNo.1作品です。
できればぜひ、Dolby CinemaやSCREEN Xといった極上の環境で!

「映画は配信で十分」と思っているあなたにこそ、ぜひ映画館で体験してほしい。

不可能を可能にする男の集大成。
ぜひ、見届けてください。

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共感した! 32件)
ななやお

1.5世界も映画界も救ってくれるのはいいが、ちょっとだけでもMI:2ファンを救ってください。

2025年6月1日
PCから投稿

2023年アカデミー賞ノミネート者が集う昼食会で、スティーブン・スピルバーグは、「トップガン マーヴェリック」が、コロナ禍で低迷していた映画業界に活気を取り戻したことを受けて、トム・クルーズを「君はハリウッドを救った。劇場配給も救った。『トップガン マーヴェリック』は映画業界全体を救った」と称賛した。

それとほぼ同時に、「デッドレコニング」はまさしく「唯一無二の映画スター」の自覚を一層高め、興行的に大成功した「フォールアウト」の流れを受けての、「ファン」が喜ぶ、そして自身の映画人としての情熱を余すところなく注ぎ込んだ意欲作だった。

そして、本作ではこれまで以上に、ハント、世界を救うのは君だ!とご指名を受けての大活躍。映画史上最高額の製作費をぶち込んで、「みんな」と「僕」のために頑張るよ!と、クルーズ。

「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」





クルーズファンとして、およそ35年。もちろん嫌いな作品もある。例えば「ラスト・サムライ」(’03)とか、特に前作「デッドレコニング」は個人的にクルーズ映画の中でかなり残念な部類になる。「フォールアウト」も正直好きではない。

やっぱり「MI:2」(’00)が一番好きなのよ。その理由はここではしないけれど(レビューはしてるけど、語り足りず)、次が「ローグ・ネイション」('15)。)

で、本作の鑑賞後感は前作「デッドレコニング」と残念だが、変わりはない。

さらに厄介なのは、過去作をちょいちょい、ハントの自省も併せて、ファンサービスとして無理くり後付けしてくれている点。それが必要かどうかは、もっと熱心なファンのため、ということでオレには関係なくいいんだけど、なんだかね、「スカイウォーカーの夜明け」とダブっちゃって。

熱心なMIシリーズファン(あるいはクルーズファン)のなかで「MI:2」が不人気なのは正直よくわからないが、クルーズもなんだかその空気を汲んでるのか、回想シーンは、絶壁とホプキンスと目玉ナイフ。確かに「2」を振り返るにそれを想起する人は多いだろうから、抜かりはないだろうけど。

でも、あからさまに軽視されているのはちょっとなあ。いや、ヒロインのタンディ・ニュートンのその後の発言とか知っているから、そういうことなんだろうな、とも思いつつも、前作のイルザの扱いと本作のあの男の扱いと、裏事情を穿ってしまう作りはいかがなものか。

映画スターが危険なアクションに挑む、ニコラス・ケイジが完遂できなかったことをやり遂げたクルーズの未だに体を張る姿勢に感服はする。

ただもうMIシリーズはいいかな。「2」と「5」で大満足です。

それより同じスパイものなら、オレがものすごい好きな「ナイト&デイ」(’10)のような軽い感じで、ニヤニヤして、ヒロインとイチャイチャしながら、ヒロインを救うついでに世界も救う、ぐらいのテイストが懐かしい。が御年を考えると、ヒロインもどうか、ということにもなるけど、まだまだイケるでしょう。来日時のクルーズはピッカピカだったしね。

今回は、(オレのような少数派ではない)世界と回収できないくらいの製作費(というより、ハナからその覚悟があって)をぶち込んで、映画界を救うことに全力を捧げた、ということで。

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しんざん

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