室町無頼

原作そのままに映画に出来るとは思ってなかった。
でも、改変がこれでもかってくらいスベってるとは思ってなかった。

音楽、コレは狙いは分からんでもないけど…もう少し画に合う音楽は作られへんかったやろうか？

俳優、全体的に年齢が高すぎやせんかね。兵衛らは30前やったように思うねんけど。勿論、成人の年齢の違いとか諸々を勘案して俳優さんらの年齢で良い、としたんかもしれんが。

一番どないもならんと思ったんは、一揆の意味とか変わってしまってないか？と。いや、意味を変えたと言うよりも見方を変えてしまってるやん。

んでから皆、恐ろしく強い人達の感じが全くない。際(きわ)を会得した達人に見える人がいてなさすぎて。足やられた兵衛は、それでも達人の動きしてほしいのに、ただの模造刀持ったオッサンでしかなくなってた。いや、そこでも強さの片鱗は残ってるやろうに。

あと室町時代やとは言え、キレイな場所もあったやろうし、なんならもう少し緑あったかと思うけど、全てが砂っぽい(埃っぽいを超えてる)カサカサした質感になってたのはどうやろう。せめて部分的にでも街にキレイなトコがあれば。

あと大切な大きな塔はCGでも再現は出来へんかったんかね？京の街のどこからでも見えたハズが。

全体的に、満足出来る要素なさすぎた。
期待せずに見てソレやから。

歴史ものに興味ない人でも楽しめると思います。
見終わった後スッキリした気持ちになれて、
今の時代があるのはこういった歴史が積み重なってきたおかげだと深い感謝が沸き起こります。
今も大変だとは思いますが、この時代の大変さに比べたらなんて自由なんだろう！
パワハラなんて話じゃすまないですね、生きるか殺されるかの時代💦
昔の人たちが命懸けで切り拓いてきた時代。
今を思い切り楽しんで過ごしたいと思います。

　1461年、飢饉と疫病に民が苦しむ一方で、京の権力者たちは享楽の日々を過ごしていた。そんなある日、蓮田兵衛は洛中警護の役を務める悪友骨皮道賢から、才蔵という若者を預かる。やがて修行で棒術を身に付けた才蔵や、権力者に不満をいだいた民を束ね、兵衛は武士でありながらも大掛かりな一揆を画策する。
　才蔵以外にも、魅力あるキャラが多いように思えました。しかし、その掘り下げが控えめだったのは残念。ただ、骨皮道賢もなかなかいいヤツと思えたのは良かった。