犯罪都市 NO WAY OUT

劇場公開日:

犯罪都市 NO WAY OUT

解説

「エターナルズ」「新感染 ファイナル・エクスプレス」のマ・ドンソク演じる型破りな刑事が犯罪組織と壮絶な戦いを繰り広げる人気クライムアクションシリーズ第3弾。

7年前のベトナムでの凶悪犯一斉検挙に関わった怪物刑事マ・ソクトは、ソウル広域捜査隊に異動し、ある転落死事件を捜査していた。そして捜査を進める中で、事件の背後に新種の合成麻薬と、日本のヤクザが関わっているという情報を掴む。一方、ヤクザの一条親分は、麻薬を盗んだ組織員たちを処理するため、「ヤクザの解決屋」と呼ばれる極悪非道な男リキを、極秘裏にソウルへ送りこむ。さらに汚職刑事のチュ・ソンチョルが消えた麻薬の奪取をもくろんでおり、マ・ソクトはリキ、チュ・ソンチョルという2人の凶悪な敵を相手に、三つどもえの戦いを繰り広げる。

主人公マ・ソクト役をマ・ドンソクが演じるほか、リキ役を青木崇高、ソンチョル役を「神と共に」シリーズ、ドラマ「秘密の森」のイ・ジュニョクが演じ、ヤクザの親分役として國村隼が顔をそろえる。

2023年製作/105分/PG12/韓国
原題または英題:The Roundup: No Way Out
配給:ツイン
劇場公開日:2024年2月23日

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映画レビュー

3.5豪快な鉄拳アクションに相変わらず胸がスカッとする快作

2024年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

お馴染みマ・ドンソクが、極悪犯罪人たちやその組織に怒りの鉄拳を喰らわす武闘派ポリスアクションも今回でシリーズ第3作目。プロレスラーのような体格から発せられる重量感たっぷりの身のこなしは相変わらず迫力満点で、かと思えば職場の仲間と阿吽の呼吸でワイワイやりながら、凶悪事件の合間に巧妙な笑いが挟み込まれていく。こうして織りなされる緩急のリズムがたまらない。作り手側も観客がこのシリーズに何を期待しているのか十分に理解しているようで、本作はもうキャラ紹介や小難しい展開は抜きにして、もうラストまで一直線に見せ場、見せ場の連続。行方がわからなくなった麻薬をめぐって日本のヤクザまで乗り込んできて、豪快なバトルロワイヤル的様相が繰り広げられていく。國村隼や青木崇高ら日本人キャストも好演。とりわけ凄まじい目力で睨みを利かせ、血も涙もなく刀で叩き斬るリキ役の青木の存在感が、意外なほどこのシリーズにハマっている。

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牛津厚信

4.0シリーズ構想8作目まで!? 長寿化を牽引するマ・ドンソクの多彩な魅力

2024年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

興奮

前の第2作「犯罪都市 THE ROUNDUP」のレビューを書いた時にはすでにこの第3作の事前情報が出ていて、楽しみに待っていた。ヤクザの殺し屋・青木崇高の存在感と日本刀を使ったアクションは上々で、「哭声 コクソン」で外国人初の青龍映画賞受賞者となった國村隼もヤクザの親分役で短い出演ながら韓国映画界から引き続きリスペクトされているようで嬉しい。

前作のレビューで「超強くて型破りで愛嬌もある。マ・ドンソクの魅力すべてを推進力にして勢いづく」と書いたが、“マブリー”の多彩な魅力はもちろん健在だ。イ・サンヨン監督は前作から引き続きマ・ドンソクと共同で製作・脚本も担っており、相性の良さをうかがわせる。マ・ドンソクは自らが演じるマ・ソクトの台詞に手を入れたり、コメディのアイデアを多く出しているそうで、思い入れのあるキャラクターなのだろう。

一点残念なのは、前2作でマ・ソクトのヘタレなバディとして大いに笑いを誘った強力班班長役チェ・グィファが不在なこと。物語上はマ・ソクトが部署を異動したからだが、マンネリ化を避ける狙いもあったようだ。とはいえ、シリーズ第8作までの構想があるそうで、いつかチェ・グィファが再登場して迷コンビぶりでまた笑わせてくれることを期待したい。

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高森 郁哉

3.5民衆の棒?

2025年1月18日
iPhoneアプリから投稿
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共感した! 0件)
りか

4.0Asianアクション映画の基準線

2025年1月4日
スマートフォンから投稿

笑える

単純

2023(日本は2024)年公開、韓国映画。

【監督】:イ・サンヨン
【脚本】:チャ・ウジン

主な配役
【マ・ソクト刑事】:マ・ドンソク
【一条組のヒットマン・リキ】:青木崇高

1.安定の品質、さすがの人気シリーズ
マ・ドンソクの大ヒットシリーズ。
マ・ドンソク、いいなあ。
現在、これに当たる邦画がないのが日本人としては悔しい。

もちろん、
あったとしても、本シリーズは文句無しにオモロイ。

アクション、セリフなど脚本が良く出来ていて、
笑いも取るのだが、無理に笑わせようとしてない。
ストーリーにも、いわゆる「中だるみ」がない。

本作は、
◆日本のヤクザ・一条組
◆一条組の収益の横取りを画策する日韓合同チーム
◆マ・ソクト率いる広域捜査班
が、組んず解れつ抗争を展開するストーリー。

過度に ″アンチJapan″ でないところもよい。
正月にお屠蘇気分で観るのに最適だ。

2.香港からアジアトップの座を奪った
勧善懲悪のアクション映画、以前は、
サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェンなど
次々とアクションスターを生み出した香港映画の独壇場だった。

いまや、どうだ?
完全にその座を奪ったのは韓国映画だろう。
アジアにおけるアクション映画の基準線を引いてるのは、
韓国だと言い切れるのでは?

3.まとめ
小賢しいヒネリも、あっと驚くタネ明かしもない。
でも、単純に面白い。
それで十分です!
☆4.0

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Haihai

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