エクソシスト 信じる者

劇場公開日:

エクソシスト 信じる者

解説・あらすじ

1973年製作の名作ホラー映画「エクソシスト」の正統続編で、同作より50年後の現在を舞台に、悪魔に憑依された2人の少女が呼び覚ます恐怖を描いたホラー。

ビクターは12年前に妻を亡くし、娘のアンジェラを1人で育てている。ある日、アンジェラが親友キャサリンと一緒に森へ出かけたまま行方不明になってしまう。3日後、2人は無事に保護されるがその様子はどこかおかしく、突然暴れたり叫んだりと常軌を逸した行動を繰り返す。ビクターは50年前に同じような経験から愛娘を守り抜いた過去を持つクリス・マクニールに助けを求め、悪魔祓いの儀式を始めるが……。

「エクソシスト」でクリス・マクニールを演じたエレン・バースティンが引き続き同役を務め、「ハリエット」のレスリー・オドム・Jr.、「ヘレディタリー 継承」のアン・ダウド、カントリー歌手のジェニファー・ネトルズが共演。ブラムハウス・プロダクションズのジェイソン・ブラムが製作を手がけ、「ハロウィン」シリーズのデビッド・ゴードン・グリーンが監督を務めた。

2023年製作/111分/PG12/アメリカ
原題または英題:The Exorcist: Believer
配給:東宝東和
劇場公開日:2023年12月1日

スタッフ・キャスト

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(C)2023 UNIVERSAL STUDIOS

映画レビュー

3.0せっかく登場したのに…

2024年3月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

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共感した! 3件)
ホビット

3.0お父さんは怖いよ。

2023年12月2日
PCから投稿

無印公開から50周年。企画ありき、のホラーはやっぱり見に行かなきゃ。懐かしところで、2006年6月6日の「オーメン」リメイクもお祭り企画だったので、あれも目くじら立てずに微笑ましく、というのはさすがに嘘だが、本作、意外と言っては失礼だが、面白かった。

「エクソシスト 信じる者」




無印の「新たな」続編、ということだが、これまでの続編がダメだったかというとそんなことは決してない。

謎だらけを映像と音楽と雰囲気とハッタリで押し通した「1」。善と悪の戦い、というのは割とはっきりしていて、ドキンちゃんは違うかもしれないが、少なくとも「善」=「キリスト教」の勝利、という図式は見て取れた。

その謎、「善」とは何か、なぜ、リーガンなのか、について、ムチムチのブレア嬢をアイドル化して、「選ばれしもの」と理由付けを行い、ブアマンの揺るがない土着嗜好のスタイルと、モリコーネの変態&ヘンチクリンなシンセの劇伴がB級感をなぜか漂わせ、これはこれで面白かった。大好きな続編。ただメリンとパズズの馴れ初めは要らないっちゃいらない謎とき。

「1」の「善」の勝利、「2」のその理由付けが、カチンときたのか、「3」は原作者ブラッディの変態な作家性がさく裂、当時のサイコサスペンス風の、ネタバレするのも申し訳ないが、神父はことごとく餌食となり、刑事は「悪」を認め、銃=暴力、で旧友の魂を開放するという、原作者のくせに「1」さえひっくり返す珍傑作。(まあ、「1」でもカラス神父がボクサーのくせに、リーガンボコって、自分に憑依、というトンデモ決着だったが)

「ビギニング」は今だと先に「ドミニオン」を見てたほうがより楽しめるが、「ドミニオン」をお蔵入りさせる、全編撮り直しの「反動のエンターテインメント」が潔い。この時は、レニー・ハーリン復活!と勝手に思った。そしてそれは思い違いだとすぐに気づいた。

「ドミニオン」は、ポール・シュレイダーファン以外はNG。

そして本作。

異人種の集まりで悪魔祓い、とあたかも「人類みな力を合わせて」みたいな、もうええやろ、と言いたくなるような人間側の設定だが、今回の特異点は、自身を信ずる(Believer)、無神論者が勝利するところだろう。もう一つの家族は信仰厚い家族だが、子供の命の選択の提案である「悪の言葉」を信じて裏目ってしまう。本作の憑りつかれた少女が2人なのは、そこが描きたかったのだろう。

さらに神父に至っては、自身を信じ、信仰を貫き通し、悩んで、思い返し、決心し、(自身を信じて)ここぞのタイミングで登場したのに、いわゆる「エクソシスト」の謎であった首回転の真実、種明かしの餌に使われてしまう。

その点は「3」に負けず劣らず、教会からのクレーム案件。

また、正当な続編の言い訳に使われているマクニールの登場だが、「1」を見る限りは、そんな人ではなかったでしょ?とは思うのだが、あ、これはテレビ版との関係もあるのか。ただし、ほとんど必要のない存在。

劇中、頻繁に画面の奥にドアや部屋があり、廊下、通路で登場人物の会話が多く、「向こう側」への意識を迫られるが、「1」や「3」(特に「3」)のような効果はあまりなかったか。

おっと、本作のいいところを忘れてた。オレは娘の父親なので、娘が女友達と森に行った、帰ってこなかった、靴が落ちていた、3日間見つからず、納屋で見つかった、処女膜検査をした、とか、全部恐ろしいのである。「1」でも言われていたように、これは思春期を迎えた女の子の親への反発、反抗をメタ的に描いたとも言え、むしろその点は「1」よりはっきりうかがい知れる。

今回の主人公の娘が発する言葉は実は悪魔が話す内容ではなく、娘自身の心の叫びでもあった。

まあ、娘の親ならでは、がこの映画の怖さではある。

追記1

しかし、このままだとどうしてこの2人が、という疑問がやっぱり残る。悪魔様が、これらのショボい家族の女の子に憑りつかなくて、ええとこのお子様を狙えよ、と。ダミアンの親はずいぶん用意周到だった。

3部作ということで、なんだが次はブアマンの「2」寄りになりそうか。それとも救われなかった家族側の視点になるのか。楽しみにしてもいいくらい、今作は楽しめた。(というか親として怖かった)

追記2

そうそう、ホラーの、女囚もののアイドルと化した、あの人。あっと驚く、というより少し笑ってしまった。

追記3

ということで、ランキング

「1」>「2」≧「3」>>「ビリ」>「ビギ」>>・・>>「ドミ」

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しんざん

4.0信じる者は何ですか

2025年6月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

こ、こわい…!
悪魔に取り憑かれた子供ふたりの顔が見事な特殊メイクで老婆のような、見事に邪悪な顔をしていて怖かった…!

今回は悪魔vs神父ではなく、彼女たちの身近な存在たちが信じる心を試される物語。
それは、キリストを信仰する心ではなく、目の前にいる自分の子供を、あるいは過去の線上にいる今の自分を信じて愛することができるかという点に、この映画の核がある。

裏返すと、何かを盲目的に信仰することでは何者も救えないというメッセージとも取れるのは、今の時代の空気にそぐうものかもしれない。

いやぁ、それにしても怖かったし、おもしろかった!

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ヨーク

3.5あの「エクソシスト」が、還ってきた・・・

2025年6月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

怖い

興奮

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共感した! 10件)
ratien

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