「ワイルド・スピード10」後任監督はルイ・レテリエか
2022年5月11日 14:00

「ワイルド・スピード」シリーズ最新作「Fast 10(原題)」から降板したジャスティン・リン監督の後任として、「タイタンの戦い」「グランド・イリュージョン」のルイ・レテリエ監督が最有力であると、米ハリウッド・レポーターが報じている。
「Fast 10(原題)」は英ロンドンでクランクインしたばかりだが、関係者によると4月23日(現地時間)、リン監督は主演でプロデューサーのビン・ディーゼルと大きく衝突した。
リン監督は第3作「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(06)でシリーズに参加し、第4作「ワイルド・スピード MAX」(09)、第5作「ワイルド・スピード MEGA MAX」(11)、第6作「ワイルド・スピード EURO MISSION」(13)、第9作「ワイルド・スピード ジェットブレイク」(21)と5作にわたりディーゼルと仕事をしてきたが、「この映画は私のメンタルヘルスにとって良くない」と言って、降板を告げたという。
リン監督の辞意が固いことを悟った製作・配給のユニバーサルは、降板を承認。その後、リン監督は「ユニバーサルの承諾を得て、『Fast 10(原題)』の監督を下りるという難しい決断を下しました」と自身のTwitterで報告している。
リン監督が「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」に参加した際、「ワイルド・スピード」は中規模のアクション映画シリーズに過ぎなかった。だが、シリーズの大ヒットにより、ユニバーサルの屋台骨を支えるまでに成長を遂げ、製作費だけでなくプレッシャーも当初とは比較にならないほどだったようだ。前作「ワイルド・スピード ジェットブレイク」はコロナ禍に公開されたこともあり、世界累計興収7億2600万ドルと、第5作「ワイルド・スピード MEGA MAX」(11)以来、最低の成績となったことからも、「Fast 10(原題)」を手がけるリン監督に寄せられる期待は大きかったという。
同シリーズが成長することで、主演・プロデューサーのディーゼルの影響力が大きくなり、いったん合意したことをひっくり返す「ちゃぶ台返し」も日常茶飯事だったという。「すべての過程が、止まることのないモザイクだった」と、複数の関係者は証言している。
ロケ場所とクルーを維持するために1日100万ドルの経費がかかるといわれるなか、ユニバーサルは後任として「タイタンの戦い」「グランド・イリュージョン」のレテリエ監督に白羽の矢を立てたという。もともとレテリエ監督は同シリーズの監督候補にもなっていたといい、近日中にも契約が交わされる見込みだ。
「Fast 10(原題)」は、23年5月19日の全米公開予定。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】ぜひ堪能してほしい特別すぎる体験だった【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー