映画史に残る「初監督作品」は?処女作トップ100ランキング
2010年10月12日 11:55
[映画.com ニュース] インターネットで映画評論を発表する批評家から構成される米オンライン映画批評家協会(OFCS)が、「初長編監督作品トップ100」を発表した。
すべての作家に平等に1本だけ存在する処女作。同協会が「革新性と創意工夫、挑発性」の観点から選んだ、映画史に残る長編初監督作品の第1位に輝いたのは、鬼才オーソン・ウェルズが弱冠25歳で発表した「市民ケーン」(1941)。処女作としてのみならず、アメリカ映画協会(AFI)による「アメリカ映画ベスト100」の第1位ほか、数々のランキングで必ず上位に入ってくる映画史上の金字塔的作品だ。
第2位にはデビッド・リンチ監督の「イレイザーヘッド」(77)、第3位にはジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(68)がランクインした。
トップ30は以下の通り。
2.「イレイザーヘッド」(デビッド・リンチ)
3.「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(ジョージ・A・ロメロ)
4.「マルタの鷹」(ジョン・ヒューストン)
5.「勝手にしやがれ」(ジャン=リュック・ゴダール)
6.「レザボア・ドッグス」(クエンティン・タランティーノ)
7.「狩人の夜」(チャールズ・ロートン)
8.「ブラッド・シンプル」(ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン)
9.「大人は判ってくれない」(フランソワ・トリュフォー)
10.「十二人の怒れる男」(シドニー・ルメット)
11.「アタラント号」(ジャン・ビゴ)
12.「トイ・ストーリー」(ジョン・ラセター)
13.「地獄の逃避行」(テレンス・マリック)
14.「マルコヴィッチの穴」(スパイク・ジョーンズ)
15.「スパイナルタップ」(ロブ・ライナー)
16.「Gates of Heaven」(エロール・モリス)
17.「二十四時間の情事」(アラン・レネ)
18.「フライング・ハイ」(ジム・エイブラハムズ/デビッド・ザッカー/ジェリー・ザッカー)
19.「激突!」(スティーブン・スピルバーグ)
20.「アイアン・ジャイアント」(ブラッド・バード)
21.「死霊のはらわた」(サム・ライミ)
22.「プロデューサーズ」(メル・ブルックス)
23.「水の中のナイフ」(ロマン・ポランスキー)
24.「ショーシャンクの空に」(フランク・ダラボン)
25.「キッド」(チャールズ・チャップリン)
26.「第9地区」(ニール・ブロムカンプ)
27.「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」(テリー・ギリアム/テリー・ジョーンズ)
28.「ドニー・ダーコ」(リチャード・ケリー)
29.「黄金時代」(ルイス・ブニュエル)
30.「脳内ニューヨーク」(チャーリー・カウフマン)
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