マルコヴィッチの穴

劇場公開日:2000年9月23日

解説・あらすじ

定職のない人形使いのクレイグは、新聞の求人欄を見てマンハッタンにあるオフィスビルの7と1/2階にある小さな会社に就職する。文書整理の仕事を得た彼は、ある日落としたファイルを拾おうとキャビネットを動かし、偶然壁に小さなドアを発見する。ドアを開けて穴の中に入った彼は、それが俳優ジョン・マルコヴィッチの脳へと続く穴であることに気付く。

1999年製作/112分/アメリカ
原題または英題:Being John Malkovich
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2000年9月23日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第57回 ゴールデングローブ賞(2000年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀助演女優賞 キャメロン・ディアス
最優秀助演女優賞 キャサリン・キーナー
最優秀脚本賞 チャーリー・カウフマン
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映画レビュー

4.0コメディ作品なのに哲学的なことを色々と考えさせられます

2025年7月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

マルコビッチの穴
1999年公開

奇想天外な稀代のカルト映画です
コメディ作品なのに哲学的なことを色々と考えさせられます

人形使いと人形の実体はどちら?
そりゃ人形使いに決まってます
不道徳な人形劇を子供に見せたなら親から殴られるのは人形使いで人形ではありません

クレイグとマルコビッチなら実体はどちら?
クレイグ?
マルコビッチが誰かに失礼を働けば、殴られるのはマルコビッチ
クレイグは、意識だけなのだから殴られてはいない?
失礼を働いたのはそのように肉体を操り、その罰を受けたマルコビッチの肉体の痛みをクレイグは意識として受けることになる
本当に殴られたのはどちら?
まあそのようなどうでもいいことをグルグルといつまでも考えさせられる映画です

なんで7階1/2 ?
もちろん大人になりきれない大人の為のフロアのこと
モラトリアムなクレイグの居場所?
そういう意味のはず
終盤になってやっと大人になったクレイグはこのフロアから用無しになったのです
考え始めると幾らでも考えられる映画です
でもそんなどうでもいいことをいつまでも考えているようなら、モラトリアムのフロアの住人になってしまいます
タンスの後ろ側の壁にマルコビッチの穴が空いてしまうかも知れません
それでもヤッパリ考えさせられます
それほど魅力的なカルト映画です

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あき240

4.0見る人を強烈な世界に誘う映画

2025年5月7日
スマートフォンから投稿

もう何十年も観ていないのですが、その頃は何十回も鑑賞した映画です。強烈なアイディアにより物語の進行はパラレル!! 妙な方向世界と同時進行してゆく。次第に登場人物達は、そのパラレルの虜となり切なくも幸せな状態に陥いると言うもの。

“なんだこれは”の連続

マルコビッチは実在の俳優。
その人がその人で登場。
穴による彼の戸惑い
穴による思惑と行動
その結果は幸せであり
悲しくもある。

最初の思いを寄せる暗く切ないシーンは、ラストの明るく切ないシーンと繋がるのでは無いかと思う。楽しく笑えて驚いて、ちょっと切ない映画です。

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星組

3.5まごうことなき奇作 人の頭の中に入りその人の生活を覗いてみたいとい...

2024年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まごうことなき奇作

人の頭の中に入りその人の生活を覗いてみたいという欲求
他人になりすまし称賛を浴びたい欲求
男になりたい欲求

ニッチな欲求を満たせるマルコヴィッチになれる穴

のっけから不思議な世界で7と1/2階にあるオフィス
言葉の通じない秘書
何かがずれた社長
そして動物をたくさん飼ってるクズ主人公(妻有)

不思議な世界観を出したいのかあくまでファンタジーですよと強調したいのか唐突に出る割にその後活きることはあまりない

個人のアイデンティティーを題材にしている部分はぶっ飛んだ設定から現実的に考えられていてよかった

だけど永遠に生きるとか言い始めたところがよくわからなかった
そこはさらっと流すだけで終わってしまうし

抵抗不可能な上乗っ取られまでされるマルコヴィッチがひたすら不憫な映画でもある

突飛な発想でいい作品なのに作品内で消化しきれていないといった具合の感想

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高い坂

3.0見えた。

2023年12月31日
PCから投稿

評判いい映画ですが、よくわからない。謎。

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プライア