全米映画ランキング : 2015年11月20日~2015年11月22日

全米映画ランキング:2015年11月24日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2015年11月20日~2015年11月22日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション 1 102,665,981 102,665,981
2 1 007 スペクター

Spectre
「007 スペクター」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 15,043,729 154,146,608
3 2 I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE

The Peanuts Movie
「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 13,203,590 99,346,727
4 ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー

The Night Before
「ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー」

Columbia Pictures
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 9,880,536 9,880,536
5 シークレット・アイズ

Secret in Their Eyes
「シークレット・アイズ」

STX Entertainment
(キノフィルムズ)

1 6,652,996 6,652,996
6 3 クーパー家の晩餐会

Love the Coopers
「クーパー家の晩餐会」

Relativity Media
(ギャガ)

2 4,134,130 15,128,355
7 4 オデッセイ

The Martian
「オデッセイ」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

8 3,797,770 213,137,212
8 12 スポットライト 世紀のスクープ

Spotlight
「スポットライト 世紀のスクープ」

Open Road Films
(ロングライド)

3 3,528,384 5,804,495
9 5 チリ33人 希望の軌跡 2 2,342,030 10,002,722
10 7 ブリッジ・オブ・スパイ

Bridge of Spies
「ブリッジ・オブ・スパイ」

Walt Disney
(20世紀フォックス映画)

6 2,006,155 65,238,567

シリーズ完結編「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」がV

11月第3週の全米ボックスオフィス。先週末は今年のサンクスギビングの大本命「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」が公開され、約1億200万ドルのオープニング興収を叩き出し、首位デビューを飾った。

しかし、約1億200万ドルという数字は今年5位のオープニング興収ながら、シリーズ4作では最低の成績。レビューはまずまずだったが、興収に結びつけることは出来なかった。出演はジェニファー・ローレンスにジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ジュリアン・ムーア、ジェフリー・ライト、ドナルド・サザーランド。監督はシリーズ2作目から手がけているフランシス・ローレンス。

2位は「007 スペクター」。北米での累計は1億5000万ドル超に。全世界興収は現在約6億7000万ドルで、前作「007 スカイフォール」のグロス10億ドルを超えるには日本での大ヒットが不可欠となる。

約980万ドルのオープニング興収で4位初登場となったのは、セス・ローゲン&ジョセフ・ゴードン=レビット、アンソニー・マッキー共演のクリスマス向けコメディ「The Night Before」。批評家から高く評価されたゴードン=レビット&ローゲン共演の「50/50 フィフティ・フィフティ」のジョナサン・レビンがメガホンをとった作品だったが、今回はレビューも興収も控えめなオープニングとなった。

さらに控えめな約660万ドルというオープニング興収で5位デビューとなったのは2009年度のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞したフアン・ホセ・カンパネラ監督によるアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」をハリウッドリメイクしたサスペンス「Secret in Their Eyes」。新興配給会社STXエンターテインメントが、主演にキウェテル・イジョフォー、ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツを迎えて製作した意欲作だったが、4位「The Night Before」同様にレビュー、興行ともにパッとしないオープニングとなった。監督は「アメリカを売った男」「ニュースの天才」のビリー・レイ。

また8位には、本年度の賞レースの目玉となった実録サスペンス「Spotlight」が拡大公開によりランクイン。ハリウッドメジャーではないOpen Road Filmsの配給作品なので、これからの成績で存在感を示すことがオスカー受賞には不可欠な要素となる。メガホンをとったのは、俳優として「父親たちの星条旗」「2012」などに出演し、「扉をたたく人」で監督デビューを飾ったトーマス・マッカーシー。

サンクスギビングを迎える今週は、シルベスター・スタローンの代表作「ロッキー」のスピンオフ「クリード チャンプを継ぐ男」(マイケル・B・ジョーダン主演、ライアン・クーグラー監督)に、ジェームズ・マカボイ&ダニエル・ラドクリフ主演のSFアクションホラー「Victor Frankenstein」(ポール・マクギガン監督)、ディズニー/ピクサーの最新アニメ「アーロと少年」などが公開される。

2015年11月24日更新 藤井竜太朗

過去のランキング