全米映画ランキング : 2010年8月20日~2010年8月22日

全米映画ランキング:2010年8月23日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年8月20日~2010年8月22日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 エクスペンダブルズ 2 16,500,000 64,890,000
2 ほぼトワイライト 1 12,200,000 18,564,000
3 2 食べて、祈って、恋をして

Eat, Pray, Love
「食べて、祈って、恋をして」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 12,000,000 47,100,000
4 Lottery Ticket

Lottery Ticket

Warner Bros.

1 11,125,000 11,125,000
5 3 アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! 3 10,100,000 88,190,000
6 ピラニア3D

Piranha 3D
「ピラニア3D」

Dimension Films
(ブロードメディア・スタジオ)

1 10,035,000 10,035,000
7 ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ 1 8,310,000 8,310,000
8 アラフォー女子のベイビー・プラン 1 8,100,000 8,100,000
9 4 インセプション

Inception
「インセプション」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 7,655,000 261,848,000
10 5 スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 2 5,034,000 20,730,000

「エクスペンダブルズ」がV2。新作5本がランクイン

2010年のサマーシーズンも大詰め。5本の新作がランクインした先週末だったが、首位はシルベスター・スタローン監督・主演「エクスペンダブルズ」のままだった。

約1650万ドルで首位を守った同作の10日間の累計興収は約6500万ドルとなり、1億ドル突破を確実にした。ちなみに、スタローン主演のアクション映画が2週連続で首位に立つのは、93年の「デモリションマン」以来17年ぶり。またスタローン主演作の興収が1億ドルの大台を超えるのは「ロッキー4/炎の友情」(85)以来25年ぶりとなる。

約1220万ドルで2位デビューとなったのは、「トワイライト」シリーズのパロディ「Vampires Suck」。「最終絶叫計画」シリーズのクリエイターが手がけただけあって、批評家からは激しく叩かれている。

3位は先週初来日を果たしたジュリア・ロバーツ主演の「食べて、祈って、恋をして」。10日間の累計は約4700万ドル。最終興収は約7500万ドルあたりか。約1120万ドルで4位デビューとなったのは人気ラッパー、バウ・ワウ主演の群像コメディ「Lottery Ticket」。アイス・キューブ、ロレッタ・ディバイン、キース・デイビッドら共演で、小さな黒人コミュニティでの宝くじ争奪戦が描かれる。

6、7、8位は新作がランクイン。オープニング興収がかろうじて1000万ドル超えた6位「ピラニア 3D」は、78年の同名映画を流行の3Dでリメイクしたパニックもの。リチャード・ドレイファス、クリストファー・ロイドら往年の中堅スター出演で、批評家受けもまずまず。7位「Nanny McPhee Returns」はエマ・トンプソン脚色・主演でヒットした「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」(05)の続編。イギリスの話だからか、アメリカでは不入りとなった。ちなみにイギリスほか欧州では3月に公開されており、これまでに約6200万ドルの全世界興収をあげている。そして、8位にはジェニファー・アニストンが人工授精による出産に挑んだ「The Switch」が滑り込んだ。

今週末は、ヘイデン・クリステンセン、ポール・ウォーカー、マット・ディロン共演の犯罪スリラー「Takers」、ロブ・ライナー監督の新作コメディドラマ「Flipped」などが公開となる。

2010年8月23日更新 藤井竜太朗

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