全米映画ランキング : 2010年6月25日~2010年6月27日

全米映画ランキング:2010年6月28日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年6月25日~2010年6月27日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 トイ・ストーリー3

Toy Story 3
「トイ・ストーリー3」

Walt Disney
(ディズニー)

2 59,000,000 226,552,000
2 アダルトボーイズ青春白書 1 41,000,000 41,000,000
3 ナイト&デイ

Knight and Day
「ナイト&デイ」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 20,500,000 27,789,000
4 2 ベスト・キッド

The Karate Kid
「ベスト・キッド」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 15,400,000 135,641,000
5 3 特攻野郎Aチーム THE MOVIE

The A-Team
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 6,000,000 62,843,000
6 4 伝説のロックスター再生計画! 4 3,010,000 54,486,000
7 5 シュレック フォーエバー

Shrek Forever After
「シュレック フォーエバー」

DreamWorks/Paramount
(パラマウント)

6 2,875,000 229,313,000
8 6 プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂 5 2,801,000 86,177,000
9 8 キス&キル

Killers
「キス&キル」

Lionsgate
(ギャガ)

4 2,000,000 44,000,000
10 7 ジョナ・ヘックス 2 1,600,000 9,144,000

「トイ・ストーリー3」V3、トム・クルーズの新作は3位デビュー

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、前週首位の「トイ・ストーリー3」が相変わらずの強さをキープして、約5900万ドルの興収を稼ぎだし、見事V2を果たした。

同作の10日間の累計興収は約2億2660万ドル。これはピクサー史上最高の10日間の成績で、ドリームワークス・アニメーションの「ヒックとドラゴン」の累計興収(約2億1500万ドル)をあっさり突破。このままの調子で行けば、「アイアンマン2」(約3億600万ドル)、「アリス・イン・ワンダーランド」(約3億3400万ドル)も抜いて、今年ナンバーワンヒットになるどころか、今年初の4億ドルヒットになる可能性もある。

興収約4100万ドルとまあまあのヒットながら2位デビューとなったのは、アダム・サンドラー主演の「俺たちグローン・アップス」。サンドラーとしては05年の「ロンゲスト・ヤード」(05年/約4760万ドル)、「NY式ハッピー・セラピー」(03年/約4220万ドル)、「ビッグ・ダディ」(99年/約4150万ドル)に次ぐ歴代4位のオープニング興収。1億ドル突破はほぼ間違いなさそうだ。

そして、3位デビューとなってしまったのがトム・クルーズ&キャメロン・ディアス共演のアクション・コメディ「ナイト&デイ」。クルーズは、「M:i:III」(06年/オープニング興収約4700万ドル)以来となる夏公開の大作だったが、週末3日間の興収は「M:i:III」の半分以下となる約2050万ドルにとどまり、過去20年間の主演作で最低のオープニング成績となってしまった。05年、ケイティ・ホームズと交際中に「オプラ・ウィンフリー・ショウ」に出演し奇行を晒して以来、人気が低下しているクルーズだが、今年もその流れを止めることができなかった。作品の評価は賛否が半々。製作費は1億ドル超だが、北米だけで1億ドルを稼ぐのは難しそうだ。

独立記念日の連休となる今週は大ヒットシリーズ第3弾「エクリプス/トワイライト・サーガ」、M・ナイト・シャマラン監督の新作「エアベンダー」が公開となる。

2010年6月28日更新 藤井竜太朗

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