全米映画ランキング : 2010年7月9日~2010年7月11日

全米映画ランキング:2010年7月12日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年7月9日~2010年7月11日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 怪盗グルーの月泥棒 3D 1 60,117,000 60,117,000
2 1 エクリプス トワイライト・サーガ 2 33,400,000 237,000,000
3 プレデターズ

Predators
「プレデターズ」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 25,300,000 25,300,000
4 3 トイ・ストーリー3

Toy Story 3
「トイ・ストーリー3」

Walt Disney
(ディズニー)

4 22,000,000 340,200,000
5 2 エアベンダー

The Last Airbender
「エアベンダー」

Paramount
(パラマウント)

2 17,150,000 100,227,000
6 4 アダルトボーイズ青春白書 3 16,400,000 111,315,000
7 5 ナイト&デイ

Knight and Day
「ナイト&デイ」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 7,850,000 61,939,000
8 6 ベスト・キッド

The Karate Kid
「ベスト・キッド」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 5,700,000 164,600,000
9 7 特攻野郎Aチーム THE MOVIE

The A-Team
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

5 1,800,000 73,971,000
10 11 僕の大切な人と、そのクソガキ 4 1,375,000 3,521,000

「怪盗グルーの月泥棒 3D」が大ヒットスタート。「プレデターズ」は3位

トップ10作品の合計興収が約1億9100万ドルに達し、今年2番目の大入りとなった先週末の全米ボックスオフィス。そんな中で首位に立ったのはユニバーサル映画初の本格3Dアニメーション「怪盗グルーの月泥棒 3D」だった。

同作のオープニング3日間の興収は約6010万ドル。この数字はユニバーサルとしては09年4月に約6900万ドルを稼ぎ出した「ワイルド・スピードMAX」以来の好成績で、久々に5000万ドルオーバーの大ヒットスタートとなった。作品自体の評価も高く、今後の口コミで2週目以降の成績も期待できそうだ。声の出演は主人公グルーにスティーブ・カレル。共演にジェイソン・シーガル、ジュリー・アンドリュース、ラッセル・ブランド他。監督は「アイス・エイジ」「ホートン」などのブルースカイ作品に関わってきたクリス・ルノーと、フランス出身のピエール・コフィン。

2位は約3340万ドルの興収で「エクリプス トワイライト・サーガ」。あっさりと首位陥落も、12日間の累計興収は約2億3700万ドルに到達。第2作「ニュームーン」の最終興収2億9670万ドルを抜いてシリーズ最大のヒットになるのはほぼ確実。最終興収は3億1500万ドルあたりか。

約2530万ドルの興収で初登場3位となったのは、人気SFアクションシリーズを鬼才ロバート・ロドリゲス製作で再起動させた「プレデターズ」。原点に立ち返り、ジャングルを舞台にしたプレデターと人間の壮絶なサバイバル戦が描かれる。出演はオスカー俳優エイドリアン・ブロディ、ローレンス・フィッシュバーン、アリシー・ブラガ。監督は「アーマード 武装地帯」のニムロッド・アーントル。

4位はピクサーアニメ「トイ・ストーリー3」。24日間の累計興収は約3億4000万ドルとなり、公開4週目で「ファインディング・ニモ」の最終興収3億3900万ドルを抜いて、ピクサーのナンバーワンヒット映画となった。

5位にランクダウンした「エアベンダー」は累計興収が1億ドルを突破。M・ナイト・シャマラン監督としては04年の「ヴィレッジ」以来のヒットとなっている。

今週は、「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督、レオナルド・ディカプリオ&渡辺謙共演の「インセプション」、ジェリー・ブラッカイマー製作&ニコラス・ケイジ主演の「魔法使いの弟子」という2大SFアクション大作が公開に。

2010年7月12日更新 藤井竜太朗

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