全米映画ランキング : 2009年10月30日~2009年11月1日

全米映画ランキング:2009年11月2日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年10月30日~2009年11月1日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 マイケル・ジャクソン THIS IS IT

This Is It
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 21,300,000 32,500,000
2 1 パラノーマル・アクティビティ 6 16,500,000 84,800,000
3 4 完全なる報復

Law Abiding Citizen
「完全なる報復」

Overture
(ブロードメディア・スタジオ)

3 7,300,000 51,400,000
4 5 南の島のリゾート式恋愛セラピー 4 6,100,000 86,700,000
5 2 ソウ6

Saw VI
「ソウ6」

Lionsgate
(アスミック・エース)

2 5,600,000 22,800,000
6 3 かいじゅうたちのいるところ

Where the Wild Things Are
「かいじゅうたちのいるところ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 5,100,000 61,800,000
7 8 ステップファーザー 殺人鬼の棲む家 3 3,400,000 24,700,000
8 6 ATOM

Astro Boy
「ATOM」

Summit
(角川映画、角川エンタテインメント)

2 3,000,000 10,900,000
8 11 アメリア 永遠の翼

Amelia
「アメリア 永遠の翼」

Fox Searchlight
(ショウゲート)

2 3,000,000 8,300,000
10 7 ダレン・シャン 2 2,800,000 10,500,000

「THIS IS IT」首位デビューも歴代記録更新ならず

ハロウィーンの週末。全米ボックスオフィスの首位に立ったのはホラー映画ではなく、今年6月に急逝したマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」だった。週末3日間の興収は約2130万ドルで、(水曜日公開だったため)5日間の累計興収は約3250万ドル。コンサートのドキュメンタリー映画として記録更新を狙ったが、昨年の「ハンナ・モンタナ/ザ・コンサート 3D」のオープニング興収(約3110万ドル)には届かなかった。だが、全世界興収では公開5日で1億ドルを突破し、コンサート記録映画の歴代記録を更新。今後も米国内よりも国外での稼ぎの方が注目を集めそうだ。内容はマイケルが死ぬ間際まで準備していた最後のライブツアー「THIS IS IT」の約100時間に及ぶリハーサル映像をコンサート風に構成したもので、数日後に亡くなるとは思えないほど華麗なマイケルのダンスが話題となっている。監督は「ハイスクール・ミュージカル」(TV版&劇場版)を手掛けたケニー・オルテガ。2位は、前週首位の「パラノーマル・アクティビティ」。6週目で劇場数をさらに500増加の約2400館とし、約1650万ドルを稼いだ。38日間の累計興収を約8400万ドルとし、1億ドル突破をほぼ確実にしている。今週末はジョージ・クルーニー製作・主演のベネチア映画祭出品作「The Men Who Stare at Goats」、ロバート・ゼメキス監督&ジム・キャリー主演の古典ファンタジー「DISNEY'S クリスマス・キャロル」、ミラ・ジョボビッチ主演のホラー「フォース・カインド」が公開となる。

2009年11月2日更新 藤井竜太朗

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