黒木華
高校で演劇部に所属し、京都造形芸術大学に進学。在学中の09年から、劇作家で演出家の野田秀樹が主宰するワークショップに参加、NODA・MAP公演「ザ・キャラクター」(10)のオーディションに合格し、初舞台を踏む。NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」(10)ではヒロインの座を勝ち取り、中村勘三郎と野田秀樹との3人芝居に挑戦。その後、NODA・MAP第16回公演「南へ」、阿佐ヶ谷スパイダース「荒野に立つ」、蜷川幸雄演出「あゝ、荒野」(すべて11)に参加し、演劇界の期待の新人として注目を集める。11年、松本佳奈、中村佳代共同監督「東京オアシス」で映画デビューを果たし、以降「草原の椅子」や「舟を編む」(ともに13)などに出演、。「シャニダールの花」(12)では映画初主演を務めた。山田洋次監督の「小さいおうち」(14)では、昭和初期の東京郊外の家に住み込みで働く女性を好演し、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞。TVドラマでは、「リーガルハイ」(13)やNHK連続テレビ小説「花子とアン」(14)などに出演する。