ミシェル・アザナビシウス
フランスで活動する映画監督。TV映画の監督としてキャリアをスタートさせ、94年に俳優としてスクリーンデビュー、出演第2作では脚本も手がけた。「Mes amis」(99)で長編映画の監督としての第一歩を踏み出す。仏人気俳優ジャン・デュジャルダンを主演、女優ベレニス・ベジョをヒロインに迎えた「OSS 117 私を愛したカフェオーレ」(06)は、第19回東京国際映画祭の東京サクラグランプリを受賞。デュジャルダンとベジョを再びメインに起用した「アーティスト」(11)は、トーキー映画が台頭してきたハリウッドを舞台に無声映画のスターの栄枯盛衰を描くモノクロの無声映画で、カンヌ国際映画祭での高い評価を得て、米アカデミー賞ではフランス映画で初めて作品賞を受賞。アザナビシウス自身も監督賞を受賞した。私生活でもパートナー関係にあるベジョとの間に子供が2人いる。