ナ・ホンジン
韓国出身。漢陽大学校で美術を学んで広告業界に進んだのち、夢だった映画の道に進むため、韓国芸術総合学校で映画製作を学ぶ。
2003年から発表しはじめた短編映画で業界の注目を集め、08年、韓国で実際に起きた連続殺人事件を基に描いた犯罪スリラー「チェイサー」で長編映画監督デビュー。同作は韓国で観客動員数500万人以上を記録し、大鐘賞の作品賞、監督賞など6部門を受賞して高い評価を得た。
続く「哀しき獣」(10)はカンヌ国際映画祭のある視点部門に出品。「哭声 コクソン」(16)では國村隼が重要な役どころを演じ、韓国の青龍映画賞で外国人俳優として初めて助演男優賞と人気スター賞を受賞。タイの気鋭監督バンジョン・ピサンタナクーンがメガホンをとったタイ・韓国合作のホラー「女神の継承」(21)では、原案・製作を手がけた。