チェイサー(2008)
劇場公開日 2009年5月1日
解説
04年に韓国で実際に起きた連続殺人事件をベースに、殺人犯と元刑事の追跡劇を緊張感たっぷりに描き出した犯罪スリラー。元刑事ジュンホが経営する風俗店から、女たちが相次いで失踪を遂げる。やがて店の客だった青年ヨンミンが容疑者として逮捕されるが、証拠不十分で釈放されてしまい……。韓国では観客動員数500万人以上を記録し、大鐘賞の作品、監督、主演男優賞など6部門に輝いた。L・ディカプリオ製作によるハリウッドリメイクも決定している。
2008年製作/125分/R15+/韓国
原題:The Chaser
配給:クロックワークス、アスミック・エース
スタッフ・キャスト
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2022年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
最期まで集中して見れた。
ラストの窓からのビルの大群の夜景で、余韻に浸る30秒のシーンが印象的でよかった。
主人公と一緒にハラハラドキドキで鑑賞後はめちゃくちゃ肩が凝ったけど。
犯人役がフルーツポンチの村上に似ていて、ちょっと怖い。
2022年3月13日
Androidアプリから投稿
日本映画でできない描写がいい
奇人も韓国映画の方がエグい
より人間臭さが出ている感がある
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元々何回見たか分からないぐらい好きだが今更になり感想をまとめる
寡作ではあるものの全作とてつもないパワーで満ち溢れているナホンジンの一作目。
ぶっ飛んだ韓国映画は数あれど、この映画はやはりその中でも最上級に凄い。
最も素晴らしい点は端的にいうと 次どうなるのか、次の瞬間何が起こるのか というほとばしるハラハラ だろう。
何回見ても鳥肌が立つのは 主人公側 と 犯人側 で別れて展開されていたストーリーが突如交わるあの車の衝突シーン! 音の使い方とか間合いとかもうとにかく全てがワンダフル過ぎる。
二つの切り離された物語が一つになり映画がドライブし出した瞬間のカタルシスはまさに 映画のマジック と言える。
サイコキラーの正体を追う主人公 という、そこまでの話から観客が予想していた物語構造が崩れ去って以降はもうとにかく どーなんの! どーなっちゃうの! というハラハラヒヤヒヤパワーが溢れて出てもーうたまらん!
犯人が警察署でツラツラと脈略もなく自白し出すところとかも本当に度肝を抜かれる。
テンポの悪い映画だとここで
犯人の正体に気がつかない警察と信じてもらえない主人公
みたいな構図で引っ張りそうなものを、そういう ダルい 展開に行かずにグイグイ行くのも本当に好み。
そしてヒヤヒヤがピークに達した先に待ち受ける
最も勘弁してほしい展開
の数々の切れ味も最高で
韓国ノワールここにあり!!
という佇まいは圧巻の一言。
ナホンジンはせめて3年に一本ぐらいは作ってほしいものです。
2022年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
2004年に韓国で実際に起きた殺人事件をベースに脚本も手掛けたナ・ホンジンの監督長編デビュー作。
なるほど!
こりゃ熱狂するのもわかる。
殺人犯のクソっぷりもさることながら警察及び体制側のボンクラぶりもハンパない。
主人公がなぜ刑事を辞めたのか直接の理由は分からないが、これは確かに馬鹿馬鹿しくて辞めたくもなる。
哭声/コクソンの時もそうだが、シリアスなストーリーのはずなのに警察官は極端にコメディタッチで描かれるところがすごく特徴的だと思う。
子役の演出も素晴らしい!
もうとにかく劇場で鑑賞出来なかったことが非常に悔やまれる作品だ!
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