チェイサー(2008)

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劇場公開日:

チェイサー(2008)

解説

04年に韓国で実際に起きた連続殺人事件をベースに、殺人犯と元刑事の追跡劇を緊張感たっぷりに描き出した犯罪スリラー。元刑事ジュンホが経営する風俗店から、女たちが相次いで失踪を遂げる。やがて店の客だった青年ヨンミンが容疑者として逮捕されるが、証拠不十分で釈放されてしまい……。韓国では観客動員数500万人以上を記録し、大鐘賞の作品、監督、主演男優賞など6部門に輝いた。L・ディカプリオ製作によるハリウッドリメイクも決定している。

2008年製作/125分/R15+/韓国
原題:The Chaser
配給:クロックワークス、アスミック・エース
劇場公開日:2009年5月1日

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映画レビュー

4.0【物凄い残虐描写と、鑑賞後の後味の悪さと切なさが異様な程心に残ってしまう、クライム・サスペンス。脚本は巧いし、スピード感はあるし、哀しいし、イ・ホンジン監督の手腕炸裂作品でもある。】

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

■元刑事のジュンホ(キム・ユンソク)が経営するデリヘルの女たちが相次いで失踪した。
 怒り心頭のジュンホが捜索を開始すると、ある共通の電話番号に行き当たる。
 そして、たった今出掛けて行った女もその電話番号の先だった。
 怪しい男に遭遇したジュンホはその男を追う。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・恐るべし、イ・ホンジン監督である。デビュー作にしてこのハイレベルな作品。

・ハ・ジョンウは「テロ・ライブ」を劇場で観た時以降、好きな韓国俳優の一人だが、今作の異常な連続殺人犯を、端正な顔で演じる姿が怖すぎる。(褒めてます。)

・無能な警察と、それに対し警察を首になったジュンホが命懸けで犯人を追い詰める姿はある意味シニカルである。
ー 証拠不十分でもないのに、面子を気にして犯人を釈放する無能な警察の上級職の連中には、頭が来る。-

■殺されかけたミジンが、懸命に犯人に捕らわれていた建物から脱出し、雑貨店に逃げ込んだ時はヤレヤレと思ったが、そこからの展開が怖すぎるし、哀しすぎる。-

<狂気のサイコパスの性的不能者の犯罪動機も納得がいくし、脚本は巧いし、スピード感はあるし、哀しいし、イ・ホンジン監督の手腕炸裂作品である。
 けれど、2度は観たくないなあ。ミジンの七歳の残された女の子が可哀想すぎるよ。>

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NOBU

4.0降りしきる雨と共に血が流れる!! 殺害された女性の無念さが語る作品

2023年6月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

韓国であった連続殺人事件をベースにしたストーリーでした。
風俗店で働いてる女性を殺害する動機に
青年ヨンミの行為に及ぶことができない
コンプレックスのようなものを感じました。

元刑事のジュンホに警察時代の勘付く感覚がありました。

殺害の方法、鋭く尖った凶器を使う場面は、
死体を軽く運ぶためだけではない、
前職に何をしていたかが伺うことができました。

失踪した女性の娘、ミジンが
なんでママの髪を取るの?

と言う台詞、母親の怖くてこのままでいられないと言う残された音声が韓国の社会の闇を
反映していました。

たばこ屋の女性、買いに来るお客の青年
何も知らない女性に迫りくる恐怖がありました。

降りしきる雨の中、いくつもの死体が発見された!

どうしようも無い気持ちになり、最後まで
追跡、犯人を追い詰めていく緊迫感を感じるストーリーでした。

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美紅

1.5残念な映画

2022年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

せっかくよく描いてあるが無情である。救いがなく結局最後には子供の犠牲が際立つ。無常だけが際立ち何も残らない。映画として優れているが描かれた対象としての内容がどうにもならない・・・残念である。

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mark108hello

4.5胸糞悪い

2022年8月11日
Androidアプリから投稿

韓国の風俗業界も中々闇が深そうな気がするが、本作はそんな社会の闇をテーマにしたサイコサスペンス。「お前が消えても誰も探しやしない」と言い放ち、ノミで頭に穴を開けて殺そうとするシーン。人を人と思っていない、最悪の1シーンである。
こんなシーンの連続かと身構えたが、拷問等の不快感が高まるシーンは多くなく、風俗の元締めで元警官の主人公と、それを取り巻く人のドラマである。犯人は直ぐに殺害を自供するのだが、どれが真実でどれが嘘なのかが分からない狂気に満ちた青年だ。警官の尋問にのらりくらりと答える一方、自分のハンディキャップに触れられると大激怒をする豹変っぷりだ。
犯人は基本警察署で留置されており、犯行を繰り返して警察を翻弄する様なことは無かったが、その落ち着いた態度と言動で警察を手こずらせる。主人公はカッとなると直ぐに手を上げる暴力的な一面がある一方、犯人の餌食になり拘束されている所属孃の娘を一旦保護したところから、金などの関係を忘れて彼女の居所を突き止めるべく奮闘する。主人公と保護した少女の凸凹コンビの胸が熱くなる展開はさほど描かれていなかったが、警察の無能さと犯人の賢さが顕著に描かれたサスペンスとなる。主人公は頼る人間もおらず、ほぼ1人で犯人と対峙する訳だが、周りの人間が無能すぎて週番はかなりイライラしてしまう。売店の女性の一言が無ければ、警察がもっと動けていたら、こんな結末にはならなかっただろう。やや極端に描きすぎな気がするが、良質なサスペンスを味わえる作品だ。映画好きには是非ともおすすめしたい。

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Mina
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