アルバ・ロルバケル
伊トスカーナ州出身。医師を目指し医学を学んでいたが、21歳のときローマに移り、イタリア国立映画実験センターで演技を学ぶ。2004年、イタリア映画「L’amore ritrovato」でスクリーンデビューし、「日々と雲行き」(07)でイタリアのアカデミー賞と言われるダビッド・デ・ドナテッロ賞の助演女優賞、「ボローニャの夕暮れ」(08)で同主演女優賞を受賞。
09年にはベルリン国際映画祭シューティング・スター賞を受賞し、アダム・ドライバーと共演した「ハングリー・ハーツ」(14)ではベネチア国際映画祭ボルピ杯(最優秀女優賞)を受賞して国際的にもさらなる知名度を獲得した。「夏をゆく人々」(14)を皮切りに妹アリーチェ・ロルバケルの監督作に出演するようになり、「幸福なラザロ」(18)や「墓泥棒と失われた女神」(23)にも出演。
16年にはベルリン国際映画祭の審査員も務めた。近年の映画出演作に、主演作「靴ひものロンド」(20)、「3つの鍵」(21)など。