李相日
小学校から高校まで朝鮮学校に通い、大学卒業後に日本映画学校で学ぶ。卒業制作で撮りあげた「青・chong」(99)でPFF(ぴあフィルムフェスティバル)のグランプリを含む4つの賞を受賞、スカラシップ作品「BORDER LINE」(02)で劇場デビューを果たす。その後、村上龍の自伝的小説を宮藤官九郎の脚本で映画化した「69 sixty nine」(04)の監督に抜擢。常盤ハワイアンセンターでの実話を元にした「フラガール」(06)は、その年の国内の映画賞を総なめにし、日本代表作品として米アカデミー外国語映画部門にエントリーされた。4年ぶりの長編「悪人」(10)はモントリオール世界映画祭や釜山国際映画祭で上映され、国内外で高い評価を得ている。