ランベール・ウィルソン
仏パリ出身で、父は俳優のジョルジュ・ウィルソン。ロンドン・ドラマセンターで演技を学び、22歳のときショーン・コネリー主演作「氷壁の女」(83)の主要キャストに選ばれて映画デビューを果たす。「私生活のない女」(84)や「ランデヴー」(85)といったフランス映画で頭角を現す。「恋するシャンソン」(97)などでアラン・レネ監督作の常連となる一方、「ジェファソン・イン・パリ 若き大統領の恋」(94)などの英語作品でも活躍。「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」(03)のメロビンジアン役で注目を浴び、以降は「キャットウーマン」(04)や「バビロンA.D.」(08)などのアクション作品に出演する。主演作「神々と男たち」(10)はカンヌ国際映画祭グランプリを受賞し、翌11年、フランス国家功労勲章を受章。「マトリックス レザレクションズ」(21)でもメロビンジアン役を務める。