ブライアン・タイラー
米カリフォルニア州出身で、祖父は「ローマの休日」などを手がけた美術監督のウォルター・タイラー。ピアニストの祖母に影響を受け、さまざまな楽器の演奏法を独学で習得する。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校卒業後、ハーバード大学で修士号を取得。実業家のロバート・クラフトに映画音楽のキャリアを薦められ、「Bartender」(97)でデビューを果たす。「シックス・ストリング・サムライ」(98)などの音楽を経て「フレイルティー 妄執」(01)で業界の注目を集め、続くTV映画「Last Call」(02)でも評価されて映画芸術科学アカデミーの音楽部門に参入。
ウィリアム・フリードキン監督作「ハンテッド」(03)で高い評価を受け、以降は「コンスタンティン」(05)、「イーグル・アイ」(08)、「エクスペンダブルズ」3部作(10、12、14)、「アイアンマン3」(13)、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」(15)、「クレイジー・リッチ!」(18)、「トランスフォーマー ONE」(24)など多くの大作映画で作曲を手がけている。