ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

劇場公開日:

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

解説

世界的人気の任天堂のアクションゲーム「スーパーマリオ」シリーズを、「怪盗グルー」「ミニオンズ」「SING シング」シリーズなどのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオと任天堂が共同でアニメーション映画化。イルミネーション創業者で「怪盗グルー」シリーズなどを送り出してきたプロデューサーのクリス・メレダンドリと、マリオの生みの親でもある任天堂の宮本茂が製作に名を連ねる。

ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージが、謎の土管を通じて魔法に満ちた世界に迷い込む。はなればなれになってしまった兄弟は、絆の力で世界の危機に立ち向かう。マリオとルイージに加え、ピーチ姫、クッパ、キノピオ、ドンキーコング、ヨッシーなど原作ゲームシリーズでおなじみのキャラクターが多数登場する。

監督は「ティーン・タイタンズGO! トゥ・ザ・ムービー」でタッグを組んだアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニック、脚本は「ミニオンズ フィーバー」のマシュー・フォーゲル。オリジナル版の声の出演には、マリオにクリス・プラット、ピーチ姫にアニヤ・テイラー=ジョイ、ルイージにチャーリー・デイ、クッパにジャック・ブラックら。日本語版ではマリオを宮野真守、ピーチ姫を志田有彩、ルイージを畠中祐、クッパを三宅健太、キノピオを関智一が務める。

2023年製作/94分/G/アメリカ・日本合作
原題:The Super Mario Bros. Movie
配給:東宝東和
劇場公開日:2023年4月28日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第81回 ゴールデングローブ賞(2024年)

ノミネート

最優秀主題歌賞
最優秀長編アニメーション映画賞  
シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント賞  
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(C)2022 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.

映画レビュー

3.5クッパは英語ではバウザーでしたか。

2023年7月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
村山章

5.0ゲームの世界観を最大限に活かしながらキチンと1本の映画として成立させた「任天堂×イルミネーション」の才能の結晶的な作品。

2023年4月28日
PCから投稿

私はゲームのマリオはほぼ知らないのですが、それでも本作のような「立方体を叩いて出てくるアイテム」などはもちろん知っています。
本作で驚いたのは、ここまで「ゲームの世界観を最大限に活かし上質なファミリー映画」として成立させることができるのか、ということでした。
例えば、車のエンストでピンチに陥ったマリオらがダッシュで走るのですが、ここでゲームさながらの動きをします。
しかも、それが非現実的な動きをするのではなく、キチンと町の中を走りながら細かい動作を入れる事で巧みにゲームの世界を再現しているのです!
そして、目的地に到着してからの家の中での作業については、イルミネーション作品の「ペット」や「ミニオンズ」などで見られるような痛快な展開となり、まさにノンストップ・エンターテインメント作品としての醍醐味が見られます。
さらに音楽や効果音など、本当に細かい部分までこだわり抜いている事が分かり、ここまで「スーパーマリオブラザーズ」というコンテンツを活かしきった努力に感心しました。
個人的な感性では、ピーチ姫のキャラクターデザインはもう少し可愛くしてもいいのかな、とは思いましたが、これも忠実に再現した結果なのでしょう。
約40年間に及ぶ「マリオ」のコンテンツはまだまだネタが豊富ですし、この任天堂を代表するコンテンツを最高級のクオリティーで仕上げるイルミネーション。
この最強のタッグは始まったばかりでこれから世界を魅了し続けると思います。
是非この歴史的な始まりをスクリーンで目撃してほしいです。

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細野真宏

5.0ゲームファンに寄せてきた勇気ある内容でありつつ、詳しく知らない人にも幸福度が高い夢のあるムービー

2023年4月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

海外では凄い賑わいで、すでにテンションがマックスになっている本作。
私は、集中すると何時間も時間が過ぎてしまうためゲームをあまりしない。それでも、マリオにはハマってしまった。マリオブラザーズのパワーをアップさせる「スター」などのキャラクターを獲得した時の「音」や土管に沈むワクワク感、各場面で流れる曲の落差、裏ワザの多さ、大きくなる機会を無視して小さいまま全てBダッシュで行きたくなる葛藤、タイミングとリズムを感じながら訓練して初めて得ることができる数々の達成感などに翻弄された。さらに、クリアしてもまだやり残した楽しみがあるという巧みな裏設定があり、敢えてやり直したりもしていた。
このようにマリオには思い入れが強いが、本作は見事にそんなマリオファンにも十分すぎるくらいの満足度を与えてくれた。楽しいだけでなく見る人によっては歓喜度がどんどん高くなり、何度も見に行きたくなる作品になっていると思う。
私は当時、「そもそも何でオーバーオールを着ているのだろう?」「マリオは何歳くらいなんだろう?」など根本的なところに疑問を持ちながらも、そこは調べずにゲームに没頭していたので、本作の序盤の時点から満足感が充満していた。
本作は親子で見られ、楽しくあっという間に時間が過ぎ、詳しくない人が見ても十分に楽しめる作品だ。

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山田晶子

4.0ゲームとアニメ映画の理想的な融合

2023年4月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

正直、基になっているゲームを楽しんだことはない。知識と言えば、リオ・オリンピックの次回開催地、東京の紹介で、マリオが東京からリオまで穴を掘って突き抜けた先のオリンピック・スタジアムで、マリオの衣装を着た安倍元首相が恥ずかしそうに挨拶した、という程度だ。でも、あの時、スーパーマリオ・ブラザーズが日本が世界に誇るキラー・コンテンツであることは強く実感できた。

さて、その程度の知識しかない人間にとっても、今回の映画版はワクワクするくらい楽しい。ニューヨークで配管工を営むマリオとルイージの兄弟が、謎の土管を通じて魔法の国に迷い込むプロセス自体はベタでも、弟思いのマリオが途中で離れ離れになったルイージを救出すべく奔走する姿や、ゲーム音痴の耳にも馴染みのある電子音が稼働する件など、ここで間違いなく掴みに来るであろうポイントで、知識の有無に関係なくグッと来るのだ。ゲーム愛好家たちが喜ぶ姿を想像して、こっちも楽しくなると言うか。勿論、マンマミーア!の台詞でも。

冒険、正義、兄弟愛、父と息子のままならない関係、等々、ゲームの世界に映画的な要素を上手に組み込んだ、これは大人も楽しめるアニメ映画。成功の要因は、ゲーム側から任天堂が、アニメ側からイルミネーション・スタジオがそれぞれ参加して、お互いの良さを認め合い、譲歩した結果なのではないだろうか。これですっかりマリオとルイージのファンになってしまった。

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清藤秀人
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