ピーター・ミュラン
19歳頃から映画監督に憧れ、短編作品を撮り始める。88年、TV映画で俳優としてキャリアをスタートさせ、「Crossing the Line(原題)」(90)でスクリーンデビュー。ケン・ローチ監督の「リフ・ラフ」(91)や、ダニー・ボイル監督の「シャロウ・グレイブ」(94)、「トレインスポッティング」(96)などに出演する。2度目のローチ監督作で、主演を務めた「マイ・ネーム・イズ・ジョー」(98)でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞。同じ年に「オーファンズ」で念願の監督デビューも果たした。監督2作目「マグダレンの祈り」(02)では、ベネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞する。近年は、「トゥモロー・ワールド」(06)、「BOY A」(07)、「戦火の馬」(11)などに出演している。