戦火の馬

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劇場公開日:

戦火の馬

解説

1982年にイギリスで発表され、舞台化もされて成功を収めたマイケル・モーパーゴの小説を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化。第1次大戦下、農家の少年アルバートは毎日を共にしていた農耕馬のジョーイを軍馬として騎馬隊に売られてしまう。フランスの戦地に行くことになったジョーイを探すため、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず入隊し、激戦下のフランスへと向かう。主人公アルバート役にイギリスの若手俳優ジェレミー・アーバイン。そのほかエミリー・ワトソン、デビッド・シューリス、ピーター・ミュランら名優が脇を固める。

2012年製作/147分/G/アメリカ
原題:War Horse
配給:ディズニー
劇場公開日:2012年3月2日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第84回 アカデミー賞(2012年)

ノミネート

作品賞  
撮影賞 ヤヌス・カミンスキー
作曲賞 ジョン・ウィリアムズ
美術賞  
音響編集賞  
音響録音賞  

第69回 ゴールデングローブ賞(2012年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀作曲賞 ジョン・ウィリアムズ
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映画レビュー

4.0馬が演技している、、!

2024年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

主役の馬がちゃんと演技しているのに驚く。
しっかり戦争映画ではあるが、馬の一期一会を追うストーリーは珍しく、戦争の残酷さをまた新たな切り口で観ることになる。
馬がひどい扱いを受けるしんどいシーンもあるが、実際に戦場に馬も駆り出されていたという歴史を知ることは大事なことと思う。

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あべ

2.5どうも自分には合わない映画

2024年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

馬のジョーイが軍馬として徴収され飼い主と離れ、戦場や民家を転々とする。最終的には飼い主と再開できるも結局は別れることになる切ないストーリー。なのだが、ただ飼い主と別れて再開しただけの話に感じられ、自分には全く刺さらなかった。他の方もレビューで書かれているように、何を描きたい映画なのかよく分からない。そして内容の割に上映時間が長い。どうもスピルバーグ監督の映画は自分に合わないものが多い(『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は好き)。

ただ、映像美に関しては素晴らしかった。遮るものが無い青空の下に広がるイギリスの緑豊かな田園風景は、ジョン・コンスタブルの絵画を思わせる。また、大軍が激突し砲弾が飛び交う戦争の描写もよくできていて、その点は良かった。

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根岸 圭一

4.0この作品に感動してはならない、恐ろしさを感じ取らなければならない。

2024年3月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他

機会技術が乏しい時代、動物を機械にする。

馬という生き物が、どのように使われていったのか。
時間が進むにつれ、戦前、戦時中、戦後によって変わる馬の役割を映画の中で示す。

日本でも馬を戦力にした作品は数多くあり、実際に書物でも残されている記録ではあるが、これがどれほど恐ろしく悲しいことなのか。

今では機械化されることにより、また時代の中で動物を守られるべきという思考や、人間の身勝手な行動で、動物に影響を与えるようなことをしてはならないということも多く語られている。そのような物事の中でも、戦争が1番恐ろしいことなのではないか。

これは喋ることの出来ない馬を主人公にしているだけで、戦時中権力者によって自分の思考を放棄して戦わなければならない私たちを表しているわけでもある。
第一次、第二次世界大戦なら戦わない、祖国を裏切るという行為は大罪であり、それに恐れ何も言えない軍人や、祖国で待つ女性や子供たちでもある。

馬を通して私たちは何を想像し、何を感じるのだろうか。

トロイ戦争は起こらないでもあったように、戦争は起こしてはいけないもので、権力者たちの身勝手な行動の恐ろしさを感じ取るのではないだろうか。

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みみみ

4.5上手いことやられた感

2023年11月19日
iPhoneアプリから投稿

綺麗に綺麗に王道パッケージにまとまっていて、
大変みやすいのはスピルバーグのお家芸。
さすがと言える。

後半のお涙ちょうだい展開はあざとくもあるが、
動物が使い捨てにされる戦場の切なさ、
その中で人間のために尽くす健気さの
馬目線での描写は秀逸で一旦馬に感情移入してしまうと
涙なくしては見られない。
そういう意味では秀作でした。

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マルボロマン
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