ビゴ・モーテンセン
デンマーク人の父親とアメリカ人の母親のもと米ニューヨークに生まれる。セントローレンス大学を卒業後、デンマークで職を転々としながら、詩や短編小説を執筆。1980年代前半にニューヨークの舞台で俳優として活動を始め、「刑事ジョン・ブック 目撃者」(85)の端役で映画デビューする。その後、ロサンゼルスに拠点を移し、「インディアン・ランナー」(91)や「G.I.ジェーン」(97)などに出演。ファンタジー大作「ロード・オブ・ザ・リング」3部作(01~03)のアラゴルン役で一躍有名になる。「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(05)に続いて主演したデビッド・クローネンバーグ監督の「イースタン・プロミス」(07)でアカデミー主演男優賞に初ノミネート。「はじまりへの旅」(16)で再び同賞の候補となった。俳優として活躍する一方で、自身の出版社を運営し、エッセイや写真集なども発表している。