平田満
早稲田大学在学中に学生劇団「暫」に入団し、劇作家で演出家のつかこうへいと出会う。1974年、劇団「つかこうへい事務所」の旗揚げに参加。その後は同劇団のほとんどの舞台に出演し、中核を担う。82年につかこうへいの代表作「蒲田行進曲」が深作欣二監督のもと映画化され、舞台版と同じヤス役を演じて注目を集める。同作では、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめ数々の映画賞を受賞した。同年、劇団が解散すると、舞台にとどまらず、映画、TVドラマへも活動の場を広げる。主な出演作に、映画「鉄道員(ぽっぽや)」(99)、「北の零年」(04)、「八日目の蝉」(11)があるほか、「花燃ゆ」(15)、「西郷どん」(18)などのNHK大河ドラマでも活躍。近作に「22年目の告白 私が殺人犯です」(17)、「蜜蜂と遠雷」(19)、「Fukushima 50」(20)などがある。