中田秀夫
東京大学在学中に蓮實重彦の映画ゼミに参加して影響を受け、1985年ににっかつ撮影所に入社。助監督を経て、92年にテレビ「本当にあった怖い話」で監督デビューし、その後渡英。帰国後の96年に「女優霊」で映画監督デビューを果たす。その後、呪いのビデオが巻き起こす惨劇を描いた鈴木光司のベストセラー小説を映画化した「リング」(98)が大ヒットし、ジャパニーズホラーの第一人者として知られるようになる。同作はハリウッドでもナオミ・ワッツ主演で「ザ・リング」(02)としてリメイクされ、その続編である「ザ・リング2」(05)では中田自身が監督を務めハリウッドデビューも果たした。そのほかの監督作に「仄暗い水の底から」(02)、「クロユリ団地」(13)、「スマホを落としただけなのに」シリーズ(18、20)、「貞子」(19)、「嘘喰い」「“それ”がいる森」(ともに22)などがある。