デビッド・バーン
スコットランドに生まれ、幼少期に家族と渡米。1973年にバンド活動を開始し、翌年ニューヨークに移住する。75年、盟友のクリス・フランツ、ティナ・ウェイマスと「トーキング・ヘッズ」を結成し、70年代のニュー・ウェーブ/パンクブームを牽引するバンドに成長。83年12月に行ったライブは「ストップ・メイキング・センス」(84)として映像化された。80年代以降、TVドラマや映画の音楽をソロで手がけるようになり、坂本龍一、スー・ソンとともに音楽を担当した映画「ラストエンペラー」(87)でアカデミー作曲賞を受賞した。「トーキング・ヘッズ」は91年に解散、2002年にロックの殿堂入り。同バンドの曲名をタイトルに冠した「きっと ここが帰る場所」(11)では作曲のほかカメオ出演で登場。2018年発表のアルバムをブロードウェイ舞台化した作品をスパイク・リー監督がさらに再構築して映画化した「アメリカン・ユートピア」(20)で、健在ぶりを見せつけた。