デビー・レイノルズ

米テキサス州エルパソ出身で、父親は鉄道技師。16歳のとき美人コンテストで優勝したのをきっかけに1940年代終盤から映画に出演するようになる。ヒロインを演じたトーキー映画初期の大ヒットミュージカル映画「雨に唄えば」（52）で一気にスターダムを駆け上がり、55年に結婚（59年に離婚）した歌手のエディ・フィッシャーと共演した「歓びの街角」（56）などを経て、「不沈のモリー・ブラウン」（64）でアカデミー女優賞にノミネートされる。

2人目の夫はギャンブル好きだったハリー・カールで、93年から97年まではラスベガスに所有するカジノ内で映画の衣装などを展示するハリウッド博物館を運営。その後は「ザッツ・エンタテインメント」（74）などの映画に出演するとともに、舞台でも活躍を続けた。2016年12月、脳卒中のためロサンゼルスにて84歳で死去。

「恋するリベラーチェ」（13）が遺作となった。娘キャリー・フィッシャーは、「スター・ウォーズ」のレイア役で広く知られる俳優（16年没）。息子トッド・フィッシャーは映画プロデューサー、孫娘のビリー・ロードも俳優として活躍している。