雨に唄えば

ALLTIME BEST

劇場公開日:1953年

解説・あらすじ

無声映画からトーキーに移行し始めた頃のハリウッド。人気スターのドンとリナは何度も共演し結婚を噂される間柄だが、ドンはつけ上がった態度のリナに愛想を尽かしている。そんなある夜、ドンは歌も踊りも上手い新進女優キャシーと恋に落ちる。その後、ドンとリナの新作がトーキーで製作されることになるが、リナの致命的な悪声のために不評を買ってしまう。そこでドンはリナの声をキャシーに吹き替えて製作することを思い立つ。「踊る大紐育」のジーン・ケリーとスタンリー・ドーネン監督によるミュージカル映画の傑作。

1952年製作/102分/G/アメリカ
原題または英題:Singin' in the Rain
劇場公開日:1953年

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第25回 アカデミー賞(1953年)

ノミネート

助演女優賞 ジーン・ヘイゲン
作曲賞(ミュージカル) レニー・ヘイトン

第10回 ゴールデングローブ賞(1953年)

受賞

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ドナルド・オコナー

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

4.0サイレントからトーキーへ

2021年9月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

知的

曲は知っていたが、映画を知らなかったので鑑賞。
映画制作がサイレントからトーキーの時代に移り変わる中、当時の役者やスタッフの声を使った演技や録音での苦労が伝わってきた。
また、タップダンスや印象に残る曲も多く、映画の歴史も学べた愉快な作品でした。

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Ken@

5.0ハリウッドの破壊者

2025年6月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

僕が生まれる50年前には既にハリウッドは壊れてしまっていた。『雨に唄えば』は間違いなくその墓石だ。ハリウッドはそれ自体を映画のモチーフにしてしまった。非常に華美で情熱に満ちていた。しかし、こうして象徴化されることによってハリウッドはもう作るべき映画を失った。スピルバーグもルーカスもコッポラも全て消えた後にリメイクを繰り返しているに過ぎない。『雨に唄えば』が破壊した瓦礫で遊んでいるに過ぎない。それを悪いこととは思わないが、ただ寂しい。

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悠

5.0ビックリダンス

2025年5月2日
PCから投稿

公開当時はそこそこだったのに今や歴代ミュージカルでダントツ一位の作品になってます。
確かに王道ミュージカルに比べると小品的ですが、タップも含めたダンス技術は神業級で面白い以前に感心唖然です。
変声のお姉さん、ちょっと可愛そうだったけど。あそこまでコケにしなくてもいいのに。

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越後屋

4.0いろいろとパロディされる映画

2025年3月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

ベルトルッチ「ラストタンゴインパリ」でマーロン・ブランドは一瞬だけれでもタップ・ダンスを踊った。即行でやったのかよく分からないけれど、外は雨だったので「雨に唄えば」のオマージュだったのかな?あとは、あまり好きなシーンではないのですがキューブリック「時計じかけのオレンジ」(←こちらの方が有名)

この映画はデビー・レイノルズが唄うシンギング・イン・ザ・レインがあまりに有名ですが、私午前十時の映画祭に行くまで、どうい映画か分からなかったのです。まぁ、トーキへ移行する映画界の舞台裏を題材にした映画だという事が分かりました。

ふーん悪くはなかったけど、時代遅れは否定できません。しかし画の力が凄まじい!セット以外の外ロケでも手抜きがないのが感じられました。ニューシネマ以降、こういうスタジオ・システムは否定されてたけどコッポラ「ゴッドファーザー」やビスコンティ「山猫」と、どう違うのだろうか?画はいいのに、あまりのハチャメチャぶりに途中「モンティ・パイソン」の映画を観に来てるんでは、ないのかと勘違いしてしまいました。

ジーン・ケリーが身軽で凄い!ワイヤーアクションもないのに何この動き!顔芸までしてくれて芸が細かい。

この名作は絶対、映画館で確認しておきたかったので今回の上映には感謝です🎵

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naoki

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