雨に唄えば

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

無声映画からトーキーに移行し始めた頃のハリウッド。人気スターのドンとリナは何度も共演し結婚を噂される間柄だが、ドンはつけ上がった態度のリナに愛想を尽かしている。そんなある夜、ドンは歌も踊りも上手い新進女優キャシーと恋に落ちる。その後、ドンとリナの新作がトーキーで製作されることになるが、リナの致命的な悪声のために不評を買ってしまう。そこでドンはリナの声をキャシーに吹き替えて製作することを思い立つ。「踊る大紐育」のジーン・ケリーとスタンリー・ドーネン監督によるミュージカル映画の傑作。

1952年製作/102分/G/アメリカ
原題:Singin' in the Rain
劇場公開日:1953年

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第25回 アカデミー賞(1953年)

ノミネート

助演女優賞 ジーン・ヘイゲン
作曲賞(ミュージカル) レニー・ヘイトン

第10回 ゴールデングローブ賞(1953年)

受賞

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ドナルド・オコナー

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

4.0映画終活シリーズ

2024年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1952年作品
ミュージカルといえば、やっぱりこれ
大きいスクリーンで一度観たい一本

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あきちゃん

5.0映画史の一里塚。こっちまで雨の中で歌いたくなるよ

2024年1月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ちゃんと観たのは初めてです。
お正月のTV地上波でした♫

あのアカデミー賞独占「The Artist」は、なるほど、この映画のテイストを踏んでのものだったのですねー。

「ミュージカル映画」って、本場ブロードウェイまで行けない地方の庶民のために、工夫して提供された娯楽なのでしょうね。
劇場の舞台の上に設えられたスクリーンに、まるでそこに生身の俳優たちが歌って踊っているかのように、ミュージカルのステージが写し出されるわけですから、これはまったくうまいマリアージュだと思いますよ。
⇒ かの有名なピアニストで作曲家だった偉人フランツ・リストは、オーケストラという物を見たことのない &経済的にオーケストラの楽団を呼べない、そういう小さな街での演奏会のために、ベートーヴェンやワーグナーの大掛かりな交響曲をピアノ用に編曲しました。そしてリスト本人が欧州の各地を回りました。ピアノならどんな田舎にもありましたから。
演奏家自身が聴衆の前まで旅をして、移動をしなくてはならなかったのは、まだレコードの録音技術が発明される前だったからです。

この映画、
無声映画時代の、
下積みの長かった好青年ドン・ロックウッドくん=ジーン・ケリーと、
"その他大勢”の役柄でショーダンサーをやっていた舞台女優のキャシー・セルドン嬢、
この二人のやり取りから生まれた、活き活きした化学反応の物語でした。

=あなたはただのフイルムの影ね
=何をやってもおんなじじゃないの
=映画は観ないわ
・・キャシーの急所を突くこの批評に頭を抱えたのは、それまで順風満帆だったドンでした。
無声映画がトーキーに移り変わるという、激動期の、そして過渡期の、ショービジネスのすったもんだを楽しく魅せてくれましたよ。

サイレント映画であれば、俳優たちは見栄えさえ良ければそれで構わなかった。声も歌も入らないのだから。
だからカメラを回しての撮影中も、スタッフや監督が横で喋っててもぜんぜんOK。なるほど~
ところが同時レコーディングとなると、それまでの映画俳優たちが、大慌てで録音のための滑舌発声練習とか、
不細工な"大型ピンマイク”の失敗とか、
そしてアテレコの発明とか。

そしてどんなに映りが良くても、声も歌もダメだったリナが、大恥かかされて追放されるシーンは、ちょっと可哀想で同情なんです。

(ハイビジョンの放送開始で、アップに耐えるために、メイクのドーランを変えなきゃいけなかった俳優さんたちも、いくらか同じ気持ちでしょうか、笑)。
トーキー誕生のあの頃、仕事を失うことに戦々恐々としていたスタアたちは、あんな風にたくさんいたのだろうなぁと思います。

あの「The Artist」と一緒に観れば活動写真の発展と歴史がわかりますよね。
加えて、常に芸に誠実であろうとしていたドンの姿勢は、第一級のエンターティナーとして、安心して家族全員で鑑賞できるオススメの映画だと思いました。

そして僕が思い出すのは、あのディズニー初の、トーキー総天然色アニメーションの「ファンタジア」を観たときの衝撃!
あのちょっと古風でありながら、細部に至るまで徹底的に作り込まれた、当時としては最先端のサイケデリックな絵柄と色彩。あれに ノックアウトされた日のことです。
「雨に唄えば」の演出や振り付けの独特な雰囲気は「ファンタジア」を彷彿とさせます。
新しい時代へのとんでもない意気込みを両作に感じるのです。
今回、デジタルリマスター版で、映像と色味が、ここまで艷やかに復活するとは、心底驚きでした。

でもこんなに甘いマスクで、ジーン・ケリーにニッコリ微笑まれたら、そりゃあ誰だってイチコロっていうものです。

エンディングは めでたしめでたし。
お正月からいいものみせてもらいました。

コメントする 7件)
共感した! 11件)
きりん

2.5この時代の映像の色彩がレトロで鮮やかで大好き! お気に入りは演技し...

2023年9月11日
iPhoneアプリから投稿

この時代の映像の色彩がレトロで鮮やかで大好き!
お気に入りは演技しながら言い合うシーン

昔の俳優はすごいな
歌えて踊れて演技が出来て貫禄、煌びやかさがある

有名なsinging rain〜♪って始まった瞬間鳥肌
見るまではショーシャンクの空的な雨かな?と想像してたけど全然違った(笑)

雨に唄えばってネガティブイメージの雨を明るいものとして転換させたことそれだけで素晴らしい功績
でもミュージカル映画が苦手な者からしたら個人的な星はこんなもん

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共感した! 0件)
こな

5.0ミュージカル映画の金字塔‼️

2023年8月2日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

興奮

初見の際、映画とは何たるかをまるで分かっていなかったアホタレに映画の素晴らしさ、ミュージカル映画の楽しさを教えてくれた超名作‼️まずやはりミュージカルナンバーの素晴らしさで、発音練習所で歌い踊る「モーゼス」や主役の三人による「グッド・モーニング」なんか大好きなナンバーですね‼️でもやっぱりタイトル曲‼️まず口笛が聞こえてきて、歌が始まって、そしてダンスが始まって・・・大好きな女の子と朝まで過ごした男の子。雨が降ってきても喜びと彼女への愛で胸がいっぱいの彼には、傘は必要なし、幸せな気持ちで雨を楽しむ‼️ホント素晴らしいです‼️ジーン・ケリーはホント凄い‼️ダンサーとしてはフレッド・アステアに軍配が上がるかもしれませんが、振付に演出までこなすジーン・ケリーが映画人としては上かも‼️そしてこの作品はストーリーの面白さも抜群‼️映画がサイレントからトーキーへ移り変わる大混乱‼️聞いてるだけでオカシイ、リーナ役ジーン・ヘイゲンの悪声をはじめ、口の動きと声が合わなかったり、マイクの位置のせいで心臓音はじめ変な音が入ってきたり、音声の大小が激しくなったりと、一つ一つが可笑しく、映画ファンなら爆笑必至で、大変な現場で一生懸命働く当時の映画人への愛情に溢れていますね‼️初見以来、私にとってミュージカル映画ナンバーワンであり、これからもナンバーワンだと思うし、あと少なくとも100回は観たい‼️

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活動写真愛好家
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