ティルダ・スウィントン
スコットランドの旧家の出身。ケンブリッジ大学時代に演劇を始め、卒業後に1年間、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属した。デレク・ジャーマン監督の「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」(86)でスクリーンデビューを果たし、ジャーマンが亡くなる94年まで彼の作品に出演する。「エドワード II」(91)でベネチア国際映画祭の女優賞を受賞し、「オルランド」(92)でさらに国際的な知名度を獲得。「ザ・ビーチ」(00)、「コンスタンティン」(05)などハリウッド作品への出演を経て、「フィクサー」(07)でアカデミー助演女優賞を受賞した。以降の出演作に「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(08)、「少年は残酷な弓を射る」(11)など。「ムーンライズ・キングダム」(12)以降のウェス・アンダーソン監督作の常連として、また「デッド・ドント・ダイ」(19)などのジム・ジャームッシュ監督作への出演でも知られる。