ダニー・グローバー
米サンフランシスコ出身。同地のアメリカン・コンサバトリー・シアターで演技の稽古を積む。1979年から俳優業を始め、82年にブロードウェイデビュー。ロバート・ベントン監督のアカデミー賞候補作「プレイス・イン・ザ・ハート」(84)やスティーブン・スピルバーグ監督作「カラー・パープル」(85)で注目を集める。アクション大作「リーサル・ウェポン」(87)シリーズなどで人気を博す一方、アパルトヘイト下の南アフリカを舞台に描いたモーガン・フリーマンの初監督作「ボッパ!」(93)に主演。以降、アメリカに生きる黒人の姿を捉えた独立系映画を多く製作し、自身も出演した。05年、制作会社ルーバーチュア・フィルムズを共同設立し、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「ブンミおじさんの森」(10)の共同製作などを担う。俳優としての出演作に「マンダレイ」(05)、「ドリームガールズ」(06)、「さらば愛しきアウトロー」(18)など。慈善活動家としても国際的に知られる。